Epic,Unreal Engine 5のデモでロードタイムの偽装を否定
ゲームエンジンプロバイダーの Epic Games は,最近公開された技術デモの一部を明らかにしたが,これはインターネットの一部で疑惑を巻き起こした。
Epic Games は今週初めに Unreal Engine 5 を発表し,近日発売予定の PlayStation 5 家庭用ゲーム機のゲームプレイを紹介するリアルタイム デモを公開した(関連英文記事)。
デモの一部では,2つの岩の間の狭い隙間をゆっくりと通り抜けて,より広い峡谷に入っていくキャラクターの姿が映し出されている。このシーンは,Epic が示唆するほど強力なエンジンであるかどうかを疑問視する声も聞かれた。
この懐疑論は,「ローディング画面の世界は終わった」と主張するEpicのCEOであるTim Sweeney氏のコメントを中心に展開されている(参考URL)。
現世代の家庭用ゲーム機では,デベロッパはキャラクターが狭い隙間をゆっくりと通過する必要があるセクションを使用してロード時間を隠し,プレイヤーが別のエリアからシームレスに移動できるようにしていた。
デモではキャラクターがこのお馴染みの手法を使っていることから,Epic がゲームプレイデモの中でローディング時間を隠しているのではないかという非難の声が上がっていたが,同社はKotaku に対し,そうではないことを明らかにしている(参考URL)。
「あの部分の実際の目的は,シーンにどれだけのディテールがあるかを示すためにプレイヤーのカメラを壁に近づけることでした」と広報担当者は同サイトに語っている。
「ローディングを隠そうとしたのではなく,実際にクローズアップで見栄えの良いアセットを見せようとしたのです」
Unreal Engine 5 の登場は,Unreal を搭載したゲームのロイヤリティを 100 万ドルに引き上げることや,Epic Online Services SDK の導入により,より多くのデベロッパがゲーム内でクロスプレイをサポートできるようになることなど,Epic Games からのいくつかの発表と重なった。
詳しくは,Tim Sweeney 氏,Kim Libreri 氏,Nick Penwarden 氏へのインタビューを見てほしい(関連記事)。
また,まだ技術デモを見てになっていない方は,以下からご覧いただける。ロックスクイーズの部分は1分ほどのところにある。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)