GamesIndustry.bizがお贈りする「2022年版今年の数字」
毎年恒例のインフォグラフィックスで,ベストセラーゲーム,最大のモバイル市場,世界的な収益などを明らかにする。
2022年はGamesIndustry.bizにとって多忙な年だった(そして今も多忙だ。もう少しゆっくりさせてくれないか? もうすぐクリスマスなんだから)。Brendanはすでに「This Year In Business」で過去12か月間の最大のストーリーを詳しく見ているが(関連英文記事),そろそろ古き良き統計を見るときが来たようだ。
そう,毎年恒例の「Year In Numbers」インフォグラフィックスで,世界のゲーム業界の現状について知っておくべきことを1つの(しかし非常に長い)JPGに凝縮したのだ。以下のグラフと表を見てほしい。
それでは,GamesIndustry.bizがお送りする「2022年版今年の数字」をどうぞご覧あれ。
※以下,見づらいので小分けにして掲載。解説は日本版のものです
●プラットフォ−ム別売上高
モバイルが5割を占め,モバイル:コンシューマ:PCでほぼ5:3:2の比率になるのは例年とほぼ同じ傾向であり,全体に前年割れが起きている中でPCのみが伸びを見せている。
●パッケージ版とダウンロード版の比率
PCではパッケージ版は2%,コンシューマ機でも3割を切るという,ダウンロード版優位の状況が続いている。
●イギリスの販売ランキング
●日本の販売ランキング
●アメリカの販売ランキング
日本だけ別の国のような様相(※別の国です)。日本のランキングでは10位にElden Ringが入ったほかは,すべてNintendo Switchのゲームで占められており,さらにMinecraftを除くとすべてが任天堂のファーストパーティのゲームとなっている。
●METACRITICSで最高点のゲームと最低点のゲーム
●ゲーム会社ごとの新作数と新規IP数
各社とも今年は新規IPが少なかった模様。Microsoftはすべて新規IPだった。新規IPについては波があるので今年だけで一概に傾向は言えない。プラットフォーマーの新規IPを過去3年間で見ると,ソニー:12,Microsoft:6,任天堂:4となる。
●モバイル市場の動向
上段はダウンロード数ベース,下段は売り上げベースのランキング。ダウンロード数だとハイパーカジュアルゲームが強いので,挙がっている社名を見てもどこの国の会社か分かる人は少ないだろう。順に,ロシア,スウェーデン,イスラエル,ベラルーシ,スイスの会社である。売り上げ別では,TencentとNetEaseの中国2強が目立つなかで,Activision BlizaardやTake TwoといったPCなどでもお馴染みの大手の名前が挙がるようになってきている。タイトル別では,全体の収益が上がってきているためか,かつては$1B前後で名前の見られた国産タイトルの姿はなくなった。
●メディア掲載
最も多くメディアに掲載されたゲームと会社のランキングである。Elden Ringが圧倒的強さを見せている。会社としては任天堂がトップなのだが,タイトル別では1作も上位に入っていないという結果に。
●最も見られたトレイラー
League of Lgendsが圧倒的な強さを見せている。Fortniteもトップ10に5本ランクインさせるなど,人気のほどが窺える。
●最もつぶやかれたゲーム
Twitter大国ということもあってか,国産ゲームの名前が多く見受けられる。トップ15で8本だ。
●インフルエンサーランキング
ゲーム系の動画を配信しているインフルエンサーのランキング。AphmauさんはMinecraftやRobloxで活躍する配信者だ。
●最も売られていたゲーム
店頭で平積みされていたり,ショップのページで掲載されていたりといった,販売店が力を入れて売っていたゲームの動向を調べたもの。調査会社のFancensusはイギリスの会社なので,イギリスでのゲーム売り上げと対比して見ると,売りたいものと売れたものの動向がつかめるだろう。
●全体
2022年はGamesIndustry.bizにとって多忙な年だった(そして今も多忙だ。もう少しゆっくりさせてくれないか? もうすぐクリスマスなんだから)。Brendanはすでに「This Year In Business」で過去12か月間の最大のストーリーを詳しく見ているが(関連英文記事),そろそろ古き良き統計を見るときが来たようだ。
そう,毎年恒例の「Year In Numbers」インフォグラフィックスで,世界のゲーム業界の現状について知っておくべきことを1つの(しかし非常に長い)JPGに凝縮したのだ。以下のグラフと表を見てほしい。
- 世界のゲーム市場価値 (Newzoo提供)
- パッケージ版とデジタル版の総売上高(同じくNewzoo提供)
- 収益とダウンロード数で最大のモバイルゲーム,パブリッシャ,国 (SensorTowerに感謝)
- 英国(GfK),米国(The NPD Group),日本(ファミ通)におけるベストセラーゲーム
- 最もカバーされたゲームと企業(ICOより提供)
- 最も影響力のあるインフルエンサー,最も視聴されたトレイラー,最もツイート/リツイートされたゲーム,最も小売店での取り扱いが多かったタイトル(Fancensus提供)
- さらに,今年最も評価の高かったゲームと最も低かったゲームを独自に集計し,大手パブリッシャの新作と新規IPの数を比較
それでは,GamesIndustry.bizがお送りする「2022年版今年の数字」をどうぞご覧あれ。
※以下,見づらいので小分けにして掲載。解説は日本版のものです
●プラットフォ−ム別売上高
モバイルが5割を占め,モバイル:コンシューマ:PCでほぼ5:3:2の比率になるのは例年とほぼ同じ傾向であり,全体に前年割れが起きている中でPCのみが伸びを見せている。
●パッケージ版とダウンロード版の比率
PCではパッケージ版は2%,コンシューマ機でも3割を切るという,ダウンロード版優位の状況が続いている。
●イギリスの販売ランキング
●日本の販売ランキング
●アメリカの販売ランキング
日本だけ別の国のような様相(※別の国です)。日本のランキングでは10位にElden Ringが入ったほかは,すべてNintendo Switchのゲームで占められており,さらにMinecraftを除くとすべてが任天堂のファーストパーティのゲームとなっている。
●METACRITICSで最高点のゲームと最低点のゲーム
●ゲーム会社ごとの新作数と新規IP数
各社とも今年は新規IPが少なかった模様。Microsoftはすべて新規IPだった。新規IPについては波があるので今年だけで一概に傾向は言えない。プラットフォーマーの新規IPを過去3年間で見ると,ソニー:12,Microsoft:6,任天堂:4となる。
●モバイル市場の動向
上段はダウンロード数ベース,下段は売り上げベースのランキング。ダウンロード数だとハイパーカジュアルゲームが強いので,挙がっている社名を見てもどこの国の会社か分かる人は少ないだろう。順に,ロシア,スウェーデン,イスラエル,ベラルーシ,スイスの会社である。売り上げ別では,TencentとNetEaseの中国2強が目立つなかで,Activision BlizaardやTake TwoといったPCなどでもお馴染みの大手の名前が挙がるようになってきている。タイトル別では,全体の収益が上がってきているためか,かつては$1B前後で名前の見られた国産タイトルの姿はなくなった。
●メディア掲載
最も多くメディアに掲載されたゲームと会社のランキングである。Elden Ringが圧倒的強さを見せている。会社としては任天堂がトップなのだが,タイトル別では1作も上位に入っていないという結果に。
●最も見られたトレイラー
League of Lgendsが圧倒的な強さを見せている。Fortniteもトップ10に5本ランクインさせるなど,人気のほどが窺える。
●最もつぶやかれたゲーム
Twitter大国ということもあってか,国産ゲームの名前が多く見受けられる。トップ15で8本だ。
●インフルエンサーランキング
ゲーム系の動画を配信しているインフルエンサーのランキング。AphmauさんはMinecraftやRobloxで活躍する配信者だ。
●最も売られていたゲーム
店頭で平積みされていたり,ショップのページで掲載されていたりといった,販売店が力を入れて売っていたゲームの動向を調べたもの。調査会社のFancensusはイギリスの会社なので,イギリスでのゲーム売り上げと対比して見ると,売りたいものと売れたものの動向がつかめるだろう。
●全体
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)