Outridersスタジオの今年3番目の買収は，ホラーゲームのVR移植の実績があるポーランドのデベロッパ。

　People Can Flyは，カトヴィースを拠点とするVR開発会社Incuvoの株式を取得したことを発表し，VR機能を強化している。

　Incuvoは，Bloober Teamのホラーゲーム「Layers of Fear」と「The Blair Witch」のVR版を制作しており，現在は「Creepy Jar's Green Hell」のVR版を制作中だ。

　また，People Can Flyが全額出資する新プロジェクトも進行中で，2023年末の発売を目指している。

　CEOのSebastian Wojciechowski氏は，「IncuvoをPCFファミリーに迎え入れました。当社は，上場企業としての初年度を好調に終え，新たな有望分野で当社グループの能力を拡大しています」と述べた。Incuvoと協力しPCFのポートフォリオが多様化していく中で，彼らが投資する価値のあるパートナーであることを確信しました」。

　今年初め，People Can Flyは，モントリオールのモーションキャプチャスタジオGame On Creativeと，シカゴのPhosphor Studiosを買収しました。

　Phosphor Studiosは，「Predator VR」や「The Brookhaven Experiment」などのVRゲームで実績があり，People Can Flyは，同スタジオがIncuvoとのシナジー効果の構築に努めると述べた。

　IncuvoのCEOであるAndrzej Wychowaniec氏は，「今日はIncuvoの成長にとって重要な日となります。私たちは，VRへの情熱を共有する株式市場の強力なプレイヤーに加わります。私たちは，その強みを一緒に制作する社内プロジェクトに生かすとともに，グローバル規模でパートナーにVRソリューションを推進，提供していきます。