Discord Storeはデベロッパに90:10の利益配分を提供する

Discordはセルフサービスによるパブリッシングを始めることも約束しており,「すべてのデベロッパ」はDiscordを通してゲームをリリースできる。

 ビデオゲームストアの価格競争が続いている。Discordが参戦し,来年開始されるサービスでは,Discord Storeでのゲーム収益の90%がデベロッパに確保されることが発表された(参考URL)。

 加えて,Discordは,セルフサービスによるゲームパブリッシングプラットフォームのリリースによるストアフロントへのアクセスを開放することを計画している。

 「規模を問わず,AAAから1人のチームまで,デベロッパはDiscordを使って,90%の利益配分で自己出版できるようになります」と同社は変更内容を発表したBlogで語っている。「残りの10%は我々の運営費用となります。そして我々はこれを技術の最適化と効率性を高めることで引き下げていくように努めていきます」

 「我々は,Verified Serversの改良で,Activity Feedにコンテンツを加える機能などを拡張し,プレイヤーとのコミュニケーションを取れるようにします。我々は,デベロッパと一緒に開発を続けることで,デベロッパとプレイヤーを密接につなぎ,ゲーム業界にあるプラットフォームの断片化を解決できると信じています」

 デジタル配信ストア界隈にとっては忙しいニュースの月だった。2週間前,Valveの収益Tierの導入発表から始まったのだが(関連英文記事),これは収益が1000万ドルを超えると料率が30%から25%に引き下げられるというものだった。もしゲームが5000万本売れたら,Valveは料率を20%以下に引き下げるという。

 数日後にEpic GamesはEpicGames Storeを発表した(関連記事)。これはデベロッパに全収益の88%を還元し,さらにこのストアで販売されるUnreal Engineのロイヤリティを免除することを約束している。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら