HTCの共同創業者が新しいVRヘッドセットとソーシャルプラットフォームを公開
バーチャルリアリティ空間に新たな競争相手がやってきたことが,HTCの共同創業者Peter Chou氏が率いるVRハードウェアとソフトウェアの会社,XRSpaceから今週明らかになった。
2015年に台湾のスマホメーカーを退社したChou氏は,3年前からMovaヘッドセットとソーシャルプラットフォームManovaを水面下で開発しており,XRSpaceのトップに再登場している。
599ドルのヘッドセットは,モバイル5Gと,おそらくハンドトラッキング入力を可能にする2つのフロントマウントカメラを搭載している。
一方,ManovaはVRソーシャルプラットフォームで,「人々が一緒にいて,距離の制限なしに日常の社会的状況を体験できる場所」を目指しているという。
「我々の使命は,今日のスマートフォンの限られた体験を超えた5G XRの力で人々を結びつけることです」とChou氏は述べている。
「XRSpaceの唯一の目標は,ハードウェアとユーザー体験をシンプルにすることで,人々がどのように接続し,ソーシャル化し,コラボレーションするかを再定義することで,XRを大衆に届けることです」
XRSpaceは,「マスマーケットユーザーのために設計された世界初のソーシャルVRプラットフォーム」として,「すべての人に真のソーシャルVR体験を提供する」ことを約束している。
64GBのOculus Questよりも200ドル高い価格設定のMovaは,他のハードウェアプロバイダーとの厳しい競争に直面している。
ManovaはXRSpaceのセールスポイントとなっているが,唯一のバーチャルリアリティソーシャルプラットフォームと言うにはほど遠い。2016年に発売されたRec Roomが現在このスペースを支配しており,FacebookはFacebook Horizonsで独自のプラットフォームを開発している。
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