ソニー,新しいPlayStation本体に「機能を考えれば魅力的」な価格を約束
Wiredの記者が,ソニーの次期家庭用ゲーム機の計画について新たな見解を明らかにした。今回は,センシティブな価格の問題についてだ。
新しい家庭用ゲーム機のハードウェア仕様発表によって引き起こされた,次世代PlayStationの価格に関する幅広い議論についてWiredの上級通信員Peter Rubin氏はTwitterで述べている(参考URL)。
その議論の要点は,SSDとレイトレーシングと8K解像度をサポートするチップセットの組み合わせだ。PlayStationアーキテクトのMark Cerny氏とのインタビューで,Rubin氏はハードウェアにかかるコストについて疑問を投げかけたが,それに対する回答は完成した記事からは取り去られた。
これまでのPlayStation本体価格の「一般的範囲」に収まるのかと聞かれたとき,「先進的な機能群に照らしてみれば,ゲーマーにとって魅力的なSRP(希望小売価格)で発売することができると確信している」とCerny氏は語ったという。
Rubin氏は,Cerny氏の回答を「もう少しコストがかかるかもしれないが,あなたが手に入れたものはそれだけの価値があることを意味する」と解釈して,Cerny氏をさらに突っ込んだが。Cerny氏はそれ以上のコメントは控えた。
今週初めにWiredの記事で明らかにされた(関連英文記事),上記以外の機能にはPlayStation VRのサポートと後方互換性 ―PlayStation 4では大いに血管だと感じられた機能― を含んでいた。
家庭用ゲーム機が発売される2020年までには,ソニーは消費者に「魅力的」であると納得させる十分な時間がある。しかし,技術的に高度であっても,熱心なファンでさえ特定の価格以上を支払うことには消極的であるという歴史的証拠もある。
PlayStation 3は,その世代で最もパワフルな家庭用ゲーム機として売り出されていた。ソニーが「価格が低すぎる」と気軽に説明しつつ,599ドルの値札を付けた(関連海外記事)。消費者は必ずしも同意しなかった,そして,価格優位性はMicrosoftのXbox 360にその家庭用ゲーム機世代における優位性を与えたと見なされている。
一方,Microsoftは次世代のXboxハードウェアの計画をまだ明らかにしていないが,今週は物理メディアをサポートしない新バージョンのXbox One Sが確認された(関連英文記事)。そしてディスクをサポートする機種よりも50ドル安い。
また,Microsoftは「ゲームのNetflix」を標榜するストリーミングサービスにも取り組んでいる(関連英文記事)。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)