1つは以前報告されたハードウェアのアップグレード版であり，安価なバージョンはよりカジュアルな市場向けのものとなる。

　The Wall Street Journalの新たな報道によると（参考URL），Nintendo Switchの2つの新しいバージョンがE3で発表される可能性があるという。

　1つのバージョンは，「熱心なゲーマーを対象とした拡張機能」を備えた新しいSwitchになるだろうが，Wall Street Journalは，PlayStation 4 ProやXbox One Xほど強力ではないと述べている。さらにこのレポートは「部品サプライヤとソフトウェア開発者」を含むハードウェアのプロトタイプを見たという複数の人を情報源としているという。

　2つめのモデルはカジュアルゲーマー向けで，より低価格で販売される予定だ 。同社のニンテンドー3DSと同様な市場への取り組みとなる。

　Wall Street Journalの技術レポーター，望月 崇氏はTwitterでこの記事について詳しく述べ（参考URL），情報源からの，新しいハードウェアは「形に驚くと思うよ」という言葉を引用している。

　ある情報筋は，E3が，新しいハードウェアが発表される可能性が高い発表時期であり，「数か月後に」本格的な発売を行うと指摘している。

　これは2018年10月のWall Street Journalからのレポートに続くものだ（関連英文記事），そのときは，任天堂が売り上げの勢いを維持するためにSwitch本体のアップグレード版を今年発売することを計画したと報じていた。

　任天堂は，会計年度末までに売上高の面で大きな目標を設定していた。業界アナリストの中には，3800万台という目標は，同社にとって多すぎると考えている人もいた（関連英文記事）。

　任天堂は，今年1月に最終的にその目標から300万台を削減した。Switchは2018年12月31日までに3227万台を販売している（関連英文記事）。