2017年2月23日（北米時間），QualcommはLeap Motionと共同でモバイルVR用の自然入力（Natural Interaction）のデモをGDCとMobile World Congressで行うと発表した。

　Leap Motionは，手を使ったナチュラル入力については先行していたデバイスメーカーだ。RiftやVive用に提供していたマウンタキットでは，VRへの応用では親和性の高さで世を騒がせたものだが，Oculus VRは独自のTouchコントローラを開発し，HTCやSIEも自社製コントローラで手の動きを取る方向に展開しており，素手のままで制御が可能な同社の技術のVR展開は宙に浮いた形だったが，昨年12月にはモバイル機器用のデバイスが公開され，モバイルVRでの展開に舵を切っていた。
　手に持つデバイスを必要としないという点で同社の技術はモバイルに最も適しており，モバイルで大きな影響力を持つQualcommとの協業で大きな飛躍が期待される。
　デモはGDCではブース番号#2024，Mobile World Congressでは#3E10 (Hall 3) で行われるという。