Razer,HDK2を日本国内で販売開始。価格は税別4万9800円
HDK2は,初代のHDKから改定され,RiftやViveなどのVR業界の標準的なヘッドセットとほぼ同じ性能を持ちつつ低価格であることが一部で注目されていたが,日本国内では購入できなかった。製品の特徴としては以下のものが挙げられている。
- IQE (Image Quality Enhancement) 技術を搭載し、スクリーンドアエフェクトを低減。
- フェイスプレートモジュールは 100Hz で動作する IR カメラと連動し、 360 度で位置情報をトラッキング。
- 加速度センサー、ジャイロスコープ、ヘッドトラッキングを正確に行うための電子コンパス。追加機能を再プログラミング可能。
- 解像度 2160x1200 の低パーシスタンス OLED シルバースクリーン採用のデュアルディスプレイ (441 PPI、90 FPS)。
- 極めてクリアな映像を実現する高性能デュアルレンズシステム。個人の焦点距離による調整可能。
- ベルトボックスモジュールで、ケーブルがからまるのを防ぎ、USB 3.0 に接続も可能。
- 着脱可能なフェイスマスクには、竹炭マイクロファイバーを採用し、快適な装着性を実現。 頬骨や鼻梁をサポートする追加パッドを使えばさらに付け心地アップ。
だいたいRiftと同等な構成・スペックであることが分かる。
ちなみに,スクリーンドアエフェクトとは,画素の周りの境界が目立つことで,それが低減されたというのは,パネルの開口率が高くなったという意味とだいたい同義と思ってよさそうだ。
開発者向けの製品なので,現状ではソフトもなくまったくエンドユーザー向けではない。VRプロダクトを制作している人で,OSVRにも対応を広げたいといった人向けのデバイスといえるだろう。