Microsoft,UWPでのフレームレート制限を撤廃

Microsoft,UWPでのフレームレート制限を撤廃
 2016年5月10日(北米時間),MicrosoftはDirectX Developer Blogで,UWP(Universal Windows Platform)アプリで,フレームレートが60fpsに制限される問題の解決を報告した。
 これはUWPの仕様であったのだが,垂直リフレッシュ120Hz超級のディスプレイで恩恵が得られない,あるいはAMDのFreeSyncやNVIDIAのG-SYNCを利用できないとして不評であり,修正するといわれていた部分だ。フレームレート制限が撤廃されることで,高フレームレートのゲームや上記のような可変フレームレート技術に対応したディスプレイ製品を使えるようになる。
 また,Microsoftは,負荷状況に合わせてCPU側の統合型グラフィックス機能と単体GPUを切り替えて使う,NVIDIAの「Optimus」に代表されるスイッチャブルグラフィックス仕様のノートPCでも,今回の「フレームレート60fps問題」を解決すべく,作業中としている。

 なお,現在Microsoft StudioはDirectX 12とUWPの両方で,「Gears of War: Ultimate Edition」「Rise of the Tomb Raider」「Quantum Break」「Forza Motorsport 6: Apex (Beta)」といったゲームを準備しているという。Forza Apexは無料で提供されるとのことなので,DirectX 12を導入したときにはよいデモソフトになりそうだ。

DirectX Developer Blog