Unity,物議を醸したRuntime Feeについて謝罪し,ポリシーの変更を約束

ゲームエンジン提供会社は「数日中にアップデートを共有する」としている

Unity,物議を醸したRuntime Feeについて謝罪し,ポリシーの変更を約束

 Unityは,ゲームがインストールされるたびに開発者に課金するという新たなポリシーを変更することを約束した。しかし,この変更の詳細はまだ発表されていない。

 同社はX(旧Twitter)で投稿した謝罪文の中で,開発者からの継続的な反発を改めて認めた。開発者はインストール料金が金銭的な負担になることに懸念を表明しており,彼らがゲームエンジンを使い始めた際に交わした合意を,Unityが遡及的に変更したという事実もある。

 「私たちは皆様の声を聞いています」と同社は書いた。「火曜日に発表したランタイム料金のポリシーが混乱を招き,ご心配をおかけしたことをお詫びします」

 「私たちは,チームメンバー,コミュニティ,顧客,パートナーに耳を傾け,話し合い,ポリシーを変更する予定です。数日中に最新情報をお知らせします」

 「率直で批判的なご意見に感謝します」

 Unityは先週,2024年1月1日以降,ゲームが一定の基準を超えてインストールされるごとに開発者に課金する予定であることを発表した。

 UnityのPersonalとPlusのサブスクライバー(後者は廃止予定)については,収益20万ドル,かつ累計インストール数が20万を達成すると課金が始まり,スタジオは1インストールにつき0.2ドルを請求される。

 Unity ProとEnterpriseのサブスクライバーで,過去1年間の収益が100万ドル,かつ累計インストール数が100万以上の場合,料金は0.01ドルに引き下げられる。

 最初の怒りを受け,Unityはチャリティゲームやほとんどの体験版には適用されず,顧客の10%にしか影響しないことを明らかにしようとした。

 しかし,これは開発者の懸念を和らげることはほとんどなく,あるスタジオグループは,新しいポリシーが廃止されるまで,Unityが関連収入を受け取るのを防ぐために,Unity AdsとIronSource SDKをオフにした

 新料金プランは,Unityが現在進行性で収益性に苦しんでいることに起因している。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら