新世代機が迫る中,PS4の出荷台数は1億1400万台に迫る
PlayStation 4の世界出荷台数は,現世代機の最終四半期に1億1400万台に迫ったが,ソニーのゲーム事業の成長のすべてはデジタル販売によるものだった。
2020年9月30日に終了した3か月間でのPlayStation 4の出荷台数は,150万台に達した。これは前年同期の280万台から減少しているが,新世代の幕開けを間近に控えているため,この傾向は予想されていた。
しかしながら,現世代におけるデジタル収益の重要性が高まっていることから,ハードウェアの売上減少がソニー・インタラクティブエンタテインメントの収益に大きく影響することはなかった。
ソニーのゲーム&ネットワークサービス部門の当四半期の売上高は,前年同期比12%増の5070億円,当四半期の営業利益は,前年同期比62%増の1050億円となった。
このうち大半はデジタルソースからの直接収入で,ダウンロードソフトやアドオンからの収入が2970億円, ネットワークサービスからの収入が960億円と,ソニーのゲーム収入の77%を占め,前年同期の 71%から増加した。
フルゲームの売上のうち,デジタルと物理的な売上の比率は59%(※:41%)だった。前年同期には,フルゲームの売上の55%が物理的なものだった。
PS Plusは第2四半期に100万人近くの新規加入者を獲得し,9月30日までに4590万人に達した。昨年の今頃は3,690万人の加入者数だった。
ソニーは11月12日にPlayStation 5を発売する。昨日のインタビューで(関連記事),PlayStationのCEOであるJim Ryan氏は,12時間でPS5の予約注文がPS4の12週間と同数に達したと述べていた。
ソニーは,今年度のゲーム収入の見通しを修正し,売上高2兆6000億円(250億ドル),営業利益3000億円(29億ドル)を前回予想の2兆5000億円,2400億円としている。
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