BrainLeap,多動性障害の子供向けのゲームシリーズを発売

BrainLeap,多動性障害の子供向けのゲームシリーズを発売
The Attention Arcadeには,目の動きで操作する6つのPCゲームが搭載されている。

 BrainLeap Technologiesは,注意力や集中力に課題を持つ子供たちを対象としたPC用トレーニングゲームシリーズ「The Attention Arcade」の発売を発表した。

 The Attention Arcadeは,集中力や注意力を高めるために特別に作られた6つのゲームを収録しており,プレイヤーの目の動きによって画面上のアクションをコントロールできる。

 これは,米国国立衛生研究所の助成を受け,カリフォルニア大学サンディエゴ校で実施された研究の成果だ。

 9歳から25歳までの人を対象とした臨床試験では,「注意の迅速かつ正確なシフト」が平均68%,「抑制的なコントロール」が55%,「集中力」が30%向上したという。

 発表によると,The Attention Arcadeでの1日20分のセッションは4週間で効果が現れ,通常8週間後には「著しい改善」が見られるとのことだ。

 The Attention Arcadeは現在発売中で,ゲームをプレイするには月額39ドルの料金が必要だ。パッケージには,ペアレンタルコントロールツール,親のトレーニングモジュール,プレイヤーが開発したスキルが実際の生活にどのように反映されるかを示す3つの評価も含まれている。

 また,プレイヤーにはアイトラッカーが必要となるが,これは月額49ドルでゲームに同梱することもできる。

 「BrainLeapのビジョンは,子供の注意力と集中力を向上させるための注意力トレーニングが当たり前の世界です」とBrainLeapのCEOであるJeff Colemanは述べている。「我々は,毎年,注意力に課題を抱える何百万人もの子供たちの可能性を引き出すために,The Attention Arcadeを開発しました。集中力を向上させる能力をゲームで利用できるようにすることで,BrainLeapはこの最先端のトレーニング方法を多くの人に提供しています」と述べている。子供たちは,楽しくて努力が報われるプラットフォームに参加する可能性が高くなる。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら

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