ソニー,2021年までにPS5の生産台数を1000万台に増やすと報じられる

一方,Facebookは,Oculusデバイスの製造を強化していると述べた。

 ソニーは,新型ゲーム機のさらなる需要を見込んで,製造パートナーからのPlayStation 5用の発注を増加させた。

 これは,この件に近い匿名の情報源を引用したBloomberg日経アジアンレビューの両方の報道によるもので,ソニーは年内に1000万台のPS5を準備する予定だとしている。

 Bloombergによれば,ソニーは年末までにPS5を1000万台準備する予定であるとしており,日経新聞は900万台に近いと報じている。

 今年の初めには,ソニーが2021年3月の年度末までにPS5家庭用ゲーム機の発注を600万台に縮小したと報じられていた。これは,同社の製造の多くが中国で行われていることから,COVID-19パンデミックの影響で生産に影響が出たことが原因とされている。

 しかし,サプライチェーンはより生産性の高いレベルに戻りつつあると言われており,コロナウイルスの第2波の懸念から,ゲームなどの屋内エンターテインメントの需要が増加していることが示唆されている。

 ソニーは,今年後半のPS5発売に向けて,サプライヤーや組み立てパートナーに発注を増やしていることを伝えているが,この追加分がホリデーシーズンに間に合うかどうかは不明だ。

 また,新型DualSenseコントローラの発注も増加している。

 Bloombergの報道によると,PS5は6月に量産が開始された。新計画では,9月末までに500万台を製造し,10月から12月にかけてさらに500万台を完成させるとしている。

 一方,日本経済新聞によると,FacebookはOculusのVRヘッドセットの生産を拡大しており,最大200万台の注文を出しているという。

 Oculusの最新機種は今月末に量産を開始すると報じられているが,発売時の市場の需要に応じて受注は増減する可能性がある。

 繰り返しになるが,今回の受注増はCOVID-19のパンデミックと連動しており,世界中でさまざまな規制が行われる中,ゲームデバイスとしてVRに目を向ける人が増えているという。

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