Microsoft,2020年第3四半期のゲーム収益は横ばい

更新:Xboxゲームパスの購読者数が1,000万人に到達。

 COVID-19の影響,ホリデーシーズン後の一服,家庭用ゲーム機サイクルの継続的な衰退などで,Microsoftのゲームセグメントにとっては静かな第3四半期となった。

 2020年4月29日,同社は2020年3月期の四半期決算を報告し,ゲーム収益が前年同期比1%減,Xboxコンテンツとサービスの収益が2%増となったことを明らかにした。

 Microsoftは,Xboxコンテンツおよびサービス収入の微増は,COVID-19の影響でより多くの人が避難していることに起因していると指摘しているが,「主にサードパーティタイトルからの高い前年比」― この行は過去数回の四半期報告でも使用されている(関連英文記事)― によって部分的に相殺されたとしている。

 Xboxやゲーム,Windows OEM,Surface,検索広告などを含むMore Personal Computingビジネスセグメントの売上高は,前年同期比3%増の110億ドルに達した。

 Microsoftが2月下旬に,目標未達が予想されると述べたにもかかわらず(関連英文記事),今四半期の同セグメントの予測値だった107.5億ドルから111.5億ドルの間の範囲内に収まった。

 同セグメントの営業利益は前年同期比15%増の36.3億ドルだった。

 同社全体の収益は350億ドルに達し,前年同期比15%増となった。Microsoftは,COVID-19が同社全体に与える正味の影響は最小限に留まったと報告している。

更新:Microsoftの第10Qフォームでは,ゲーム部門の売上が第3四半期に23.5億ドルに達したことを明記しており,前年の売上から1400万ドル減少している。

 Xboxのハードウェアの収益は20%ダウンしていた, Microsoftは,ハードウェアの最近の価格低下に起因するとしている。

 Xboxのコンテンツとサービスの収益は3300万ドルだった。

更新: 投資家との今日の決算電話会議の中で, MicrosoftのSatya Nadella CEOは,現在Xboxゲームパスの加入者が1000万人以上に達してことを明らかにした, そして最後の四半期中に同社は 「エンゲージメントの記録的なレベル」となり,Xbox Liveの毎月のアクティブユーザーは約9000万人となっている。

 さらに,XboxのXcloudサービスは現在β版で「数十万人」のアクティブユーザーを抱えているという。

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また,本日の決算電話会議では,Microsoftは,6月30日に終了する2020年第4四半期の間に,More Personal Computingセグメントが113億ドルから117億ドルの収益をもたらすと予測していることを発表し,ゲーム収益の伸びは10%後半になるとしている。

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