任天堂,Switchの10%増産を目指す

同社は,今年度10%の増産に備えるよう部品のサプライヤーに伝えたと報じられた。

 Nikkei Asian Reviewの報道によると(参考URL),任天堂はSwitchの生産を拡大する計画を立てているという。

 部品サプライヤーは,任天堂から2020年にSwitch全体の生産を10%増産したいとの話を受けているとのことだ。

 任天堂の担当者は日経の取材に対し,「(サプライヤーが)増産に対応してくれることを期待していますが,一部の部品の調達については,見通しが不透明なままであり,Switchの供給台数を正確に予測することはできません」と語っている。

 パンデミックの影響で,今年はSwitchの入手が困難になっており,これは生産の遅れ(関連英文記事)とStay-at-Homeな顧客からの需要の増加の両方で引き起こされている。任天堂はSwitchを店頭に届けるのに苦労しており,大手小売店のWebサイトに入荷するとすぐに自動化されたボットを使って新しい在庫を確保する再販業者の存在が,この課題を複雑なものにしているようだ。

 今年初め,任天堂は3月31日に終了した会計年度でSwitchとSwitch Liteの間で1950万台の販売を見込んでいると述べていた。任天堂が5月7日に年末決算報告書を発表するときに,その目標に到達したかどうかが明らかになるだろう。

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