XDS:パンデミックが続くと29%の外部開発サービス業者が来年中に倒産リスク

External Development Summit(外部開発サミット)では,ロックダウンが12か月間を超えるとサービスプロバイダのリスクが大幅に増加することが報告されている。

 世界各国の政府がコロナウイルス封じ込め対策を導入している中,パンデミックとそれに続くロックダウンが続くと,サービスプロバイダの29%が来年中に債務超過に陥るリスクがあると報告している。

 開発,パブリッシング,サービスの業界専門業者300社を対象に調査した外部開発サミットによると(参考URL),(※サービスプロバイダの)29%が債務超過に陥るリスクを報告していた。

 47%が廃業のリスクは非常に低いと回答した一方で,28%は1年以上継続できると回答している。しかし,14%は6か月から12か月,13%は3か月から6か月と予測し,2%は3か月以内に倒産に直面すると答えている。

 さらに,サービスプロバイダの4分の3近くが,パンデミックの影響でプロジェクトに悪影響が出たと報告している。

 遅延を緩和するために,サービスプロバイダは,他のプロバイダに仕事を外注したり(5%),新しい生産拠点に仕事をシフトしたり(8%)など,さまざまな対策を導入している。

 サービスプロバイダは,スタッフの在宅勤務を認めているケースが圧倒的に多く(94%),職場の安全性を高めるための対策を講じているのは37%に留まっている。

 デベロッパもパブリッシャも,社内スタッフの増員(13%)や生産のシフト(24%)など,遅延を防ぐために同様の措置を講じている。

 22%がゲームの範囲を縮小し,22%がリリースを遅らせているのに対し,デベロッパやパブリッシャの20%は,生産の遅れを緩和するための措置を導入していなかった。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら