Take-Two CEO,COVID-19がリモートワークの長期的な変化を引き起こす可能性があると語る
Take-Two CEOのStrauss Zelnick氏は,新規コロナウイルス(COVID-19)の拡散がゲーム事業全体に打撃を与えることについては懸念していないが,この大流行により,多くの企業がリモートワークに対するスタンスを恒久的に見直すことを余儀なくされると考えている。
今日Morgan Stanley Technologyで行われたメディアおよびテレコム会議で講演したZelnick氏は,コロナウイルスの流行がビジネスに及ぼす直接的な影響と,長期的な影響についての両方についてどう考えているかを質問された。
Zelnick氏は,すでに発表されている,中国にある移植スタジオの場所に起因するNintendo SwitchバージョンのThe Outer Worldsの遅延は別として(関連英文記事),Take-Twoはこの状況の影響を受けていないと答えている。
「人々が病気になったり,悲劇的に命を落としたときはいつでも,それは今日取り上げているどのテーマよりも重要なトピックです」と氏は語った。「ビジネスの継続性の面では,我々は心配していません。消費者の面でも,我々は心配していません。そして,我々にはそれがきたときにリモートで作業する能力があります」
その後,氏は「市場は真の打撃を受ける可能性があり」「物事は減速するだろう」と認めたが,米国の状況を個人と企業の両方への影響という点で,通常のインフルエンザの発生と比較して「終息するだろう」と結論付けた。
その後,Zelnick氏は,リモートワークの増加が生産性に影響を与えるかどうかを尋ねられた。
「家で生産性を上げる方法を見つけなければならないでしょう」と氏は語った。「実際,私が思っているくらいそれが広まっているなら,これから登場するかもしれないことの1つだと思います。1つの予期せぬ結果は,リモートワークに懐疑的だった多くの人がそれに対して懐疑的でなくなることです」
「ちなみに私もその1人です。私はリモートワークをあまり信じていません。しかし,私は驚くことになるかもしれません。ビジネスに大きな変化,おそらくは長期的な変化が見られると思います」
「(リモートワークは)顔を突き合わせるほど効果的になりますか? 実際にはそうは思いません。しかし,(会議の聴衆に向けて)全員がここに来てここから帰るまでは生産性を失っており,ここでは生産性が低下します。よく分かりませんが,これから登場してくるものに非常に驚くことになるのかもしれません」
COVID-19は,ゲームの出張やイベントで多くの変更をすでに強制している。最も顕著なのは,今月のGame Developers Conferencの延期だ(関連英文記事)。
昨日,ESAは,ロサンゼルス市の緊急事態宣言を受けて,E3周辺の状況を「積極的に評価」していると述べたが,現在,会議は6月に開催の予定である(関連英文記事)。
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