NetEase,PUBG Corpの訴訟棄却に動く

Knives Out(荒野行動)のデベロッパは,ジャンルの独占は「恥知らずな試み」だと苦情を入れている。

 中国のモバイルデベロッパかつパブリッシャであるNetEaseは,PUBG CorpがNetEaseを著作権侵害を批判する係争中の訴訟の棄却を目論んでいる。これはNetEaseのバトルロイヤルゲームKnives OutとRules of Survivalが,あまりにも似ていることによってPUBGの著作権を侵害しているかを争っている案件だ。

 この訴訟は4月に提訴され(関連英文記事),モバイル版を作る前にPUBGの顧客をNetEaseが盗もうとするものだと批判されていた。

 NetEaseはPUBGの苦情に対して,一社が著作権法やその他の法の下にゲームジャンル全体を独占することはできないことを証明することで反論している(参考URL)。著作権は,その概要を読むと,独創的な表現を保護するだけだ。NetEaseはPUBGの訴訟をジャンルを独占し真の競争を阻害する「恥知らずな試み」と呼び続けている。

 棄却は,なぜPUBGは体力バーのような要素やプレイヤーが着ている普段着,ロビー,「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」のような文言に対して著作権を主張できないのかを議論することで進められている。それは雰囲気やテーマ,設定,アート,武器などといった,NetEaseのゲームとPUBGで異なった要素を指摘している。最終的に「PUBGの訴えは全面的に却下されるべきです。なぜなら,修正が無駄になることは置いておいても,棄却は利益の侵害を持ってされるべきだからです」

 Knives OutはすでにNetEaseに莫大な成功をもたらしている。1億人以上の登録ユーザーを最初の数か月で達成し(関連英文記事),今年2月の全世界売り上げは約2400万ドルになると報告されている(関連英文記事)。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら