Steamでの新作リリースは昨年を40%上回った

4200タイトル以上のゲームがストアに並び,全体の38%に達するとSteam Spyは語る。

 Steamのゲームの数は圧倒的な勢いで増え続けている。Steam Spyのデータによると,今年ストアにリリースされたゲーム数は2015年より40%増えているという。

 Steam Spyの創立者であるSergey Galyonkin氏Twitterで公開した年度ごとのリリース本数をまとめたグラフは,昨年のローンチ本数が2964本だったのに対して,2016年は4207本がローンチされたことを示していた。そのグラフが正しければ,Steamにあるゲームの38%は12か月以内にリリースされたものということになる。プラットフォームをリードするValveのマーケットで商売をしているデベロッパにとっては目の覚める思いだろう。


 もちろん,Steamが製品で混み合っているというのは今に始まったことではない。しかし,Steam Spyのグラフは(上に再掲されているとおり),トレンドが伸びるペースをはっきりと示している。

 わずかに慰めとなるとは,昨年比40%の伸びというのは,2014年から2015年にかけての67%という新作の増加よりは低いということだ。Galyonkin氏はこのグラフにはムービーやノンゲームタイトルは含まれていないと記しているが,逆にこれにはDLCパックのような関連コンテンツや「購入者数のデータがないゲーム」も含まれている。


訳)'80年代に育ったが,これまでプレイするゲームが多すぎて苦痛に感じたことなんかなかった。2014年までは(笑
Steam Spy (@Steam_Spy) November 30, 2016

 Valveはデベロッパと消費者の双方があふれかえる在庫による問題をはっきりと認識している。それは2回にわたる「Discovery Update」という形で示されている。これは双方のグループに経験を通してもっと扱いやすさをもたらすものとなっている。最初のものは2014年に,2番めのものは1か月ちょっと前に実装されている。

 2回めのDiscovery Updateについては,英語版のGamesIndustry.bizで,その変更による大きな影響について語られている(関連英文記事)。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら