Live2Dデータベースが公開に。400タイトル超のLive2D採用作品の情報を集約

 Live2Dは2024年12月3日,「Live2Dデータベース」を公開した。このデータベースは,「Live2D」を利用した商用作品の情報や,制作に関わったクリエイターの知見を蓄積・共有することを目的としている。

Live2Dデータベースが公開に。400タイトル超のLive2D採用作品の情報を集約

 Live2Dデータベースは,Live2D Cubismのプロダクトサイト内に設置され,月間約20万セッションを誇るプラットフォームとなっている。現在,Live2Dを採用している商用作品は400タイトルを超えており,それらの作品や制作情報を永続的に記録・共有することで,表現分野の発展を目指している。

 特にゲーム作品においては,サービス終了により作品自体へのアクセスが困難になることや,アニメや映画と異なり制作スタッフの情報が見えにくいという課題があった。このデータベースは,そうした情報の保存と共有を実現する場として機能するという。

「Live2Dデータベース」



Live2Dデータベースを公開!Live2Dを利用した商用作品や、それに関わったクリエイターの叡智を蓄積・共有することを目的


2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D(ライブツーディー)」の研究開発を中心に事業を展開している株式会社Live2D(本社:東京都新宿区、代表取締役:中城哲也、以下、Live2D社)は、2024年12月3日(火)にLive2Dデータベースを公開いたしました。


Live2Dデータベースとは

 Live2Dを利用した商用作品の情報や、それに関わったクリエイターの叡智を蓄積・共有しているデータベースです。Live2Dという『表現分野の発展』という趣旨にご賛同いただき、情報をご提供いただいています。

 『Live2Dデータベース』はLive2D Cubismのプロダクトサイト(live2d.com)内に存在しています。Live2D Cubismのプロダクトサイトは月間平均20万のセッション数があり、Live2Dや2Dアニメーションに強い興味を持つ国内外の広いユーザーが訪れています。

 Live2Dはゲーム作品をはじめとした様々な商業作品で採用いただいていますが、中にはサービスの終了などの理由で作品自体が遊べなくなるだけでなく、Live2D利用シーンを含むゲーム内の映像表現(演出やエフェクト、キャラクター等のビジュアル)にアクセスすることができなくなってしまうものも多くあります。また、エンドロールなどが一般的なアニメや映画と異なり、ゲーム作品では、開発や制作に携わったスタッフやスタジオ、開発環境、使用ツールなどの情報が見えにくいという課題もあります。
 
 現在、Live2Dを採用している商用作品は400タイトルを超えました。Live2Dデータベースは、過去、現在、そして未来のLive2D作品に関する情報や、それに関わったクリエイターの叡智を記録し、世の中のクリエイターに共有することで、Live2Dという表現分野の発展につなげることを目的としています。

 また、今後のデータベースの充実のためにはLive2D採用作品のオーナー企業様のご協力が欠かせません。ぜひ『Live2Dという表現分野の発展』という趣旨にご賛同頂き、ご協力いただけますと幸いです。

「タイトル」ページ
Live2Dデータベースが公開に。400タイトル超のLive2D採用作品の情報を集約

「タイトル」ページではLive2Dを採用した商業作品を一覧で表示しています。

Live2Dデータベースが公開に。400タイトル超のLive2D採用作品の情報を集約

タイトルページでは、タイトル毎に下記の情報を掲載しています。

  • 作品の映像・画像
  • 制作者クレジット
  • ジャンル
  • プラットフォーム
  • 開発環境・利用ツール (version)
  • 制作ノウハウ等

「利用シーン」ページ

「利用シーン」ページでは、採用頂いた商用タイトルの中からLive2D使用画面のスクリーンショットを一覧で表示しています。シーン画像から個別ページへの遷移が可能です。
Live2Dデータベースが公開に。400タイトル超のLive2D採用作品の情報を集約

「制作スタジオ」ページ

「制作スタジオ」ページでは、Live2Dの制作を行うことができる企業を一覧で表示しています。Live2Dを採用したい企業とLive2Dの制作の依頼を受けたい企業のマッチングにつながればと考えています。
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