デジタルオンリーとなった「E3 2021」に任天堂,Xbox,Ubisoftが参加

しかし,PlayStationとEAは欠席のまま

 デジタルイベントとなって6月に戻ってくる「E3 2021」に,任天堂とXbox,コナミ,Ubisoft,Take-Two,Warner Bros,そしてKoch Mediaが参加する。

 これは強力なラインナップで,2つのプラットフォームホルダーの存在がとくに大きいが,Sony,EA,Activision Blizzard,セガ,バンダイナムコ,スクウェア・エニックスといったメーカーは残念ながら欠席のままだ。イベントは6月12日〜6月15日に開催されるので,現在,名前の挙がってないパブリッシャが参加を表明する時間はまだある。

 今年のイベントはオンラインのみでの開催となるが,詳細はほとんど明らかになっていない。プレスリリースによれば,デベロッパは「最新のニュースやゲームを世界中のファンに直接紹介」し,主催のESAはメディアと協力して「コンテンツを増幅し,誰もが無料で利用できるようにする」という。GamesIndustry.bizは,メディアオンリーの日が設けられたりするだろうと考えている。

 ESAのCEOであるStanley Pierre-Louis氏は「20年以上にわたって,E3はゲーム業界が提供する最高のものを紹介する最高の場であり続け,ゲームを通じて世界を1つにしてきました。今年のE3はより包括的なイベントに進化しており,ゲーム市場にとって欠かせないセンターステージとして重要な発表や速報を行う機会を提供し,ファンを興奮させることを目指しています」と述べている。

 ゲームイベントビジネスにとってこの12か月間は厳しいものだったが,E3にプレッシャーがかかっていたのはパンデミック以前からだ。COVID-19によるE3の中止に先立ち,これまで長らくE3をサポートしてきたSonyが参加を見送ることを発表し,またEAは数年前からE3への参加を取りやめている。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら