2019年10月5日，北海道大学において「CEDEC＋SAPPORO 2019」が開催された。CESAが主催する日本最大のゲーム開発者会議「CEDEC」の地方版となる「CEDEC＋」としては，福岡に次いで2か所めのものとなる。

　札幌はパソコン時代から日本のゲーム業界を切り開いてきた由緒ある土地柄でもあり，札幌周辺にはゲーム関係企業も集まっている。今回は，インフィニットループ，スマイルブーム，ハ・ン・ドの3社が実行委員会を組織して運営に当たっていた。
　今回のCEDEC＋SAPPOROへの参加応募者数は千数百人とのことで，関東より北のエリアでは最大級の開発者イベントとなったことが明かされていた。


　初開催ながらCEDEC＋SAPPORO 2019では，6トラック29セッションが行われる。「伝説のゲーム開発者」を招くとして一部で話題になった基調講演には，スクウェア・エニックスの齊藤陽介氏と高橋祐介氏が登壇した。現在は，それぞれエグゼクティププロデューサー，プロデューサーとしてバーチャルアイドルグループ「GEMS COMPANY」のプロジェクトを手がけている。
　今回は，齊藤氏のゲーム業界経験をもとにした話を中心に，会場に学生が多かったこともあって，今後ゲーム業界でやっていくうえでのアドバイスなどが行われていた。


　そのほか，CEDECからの招待セッションや地元企業によるセッションなどのほか，ゲーム開発関連企業による展示コーナーなどが設置されていた。
　個別のセッションなどについては機会を改めて紹介したい。

CEDEC＋SAPPORO 2019公式サイト