Stadiaのプロダクトディレクター,サービスに関するあらゆる疑問に答える
Google StadiaのAndrey Doronichev製品担当ディレクターとのRedditのAsk Any Anything(AMA:なんでも聞いて)セッションで(参考URL),クラウドゲームサービスに関する詳細な説明,およびISPに関する質問への回答と今後のサービス中止の可能性についての詳細が明らかにされた。
Doronichev氏は,何らかの理由でサービスが最終的にシャットダウンされた場合に起こることなど,Stadiaに関する最大の懸念のいくつかに対応したが,具体的な内容を提示することはできなかった。このような状況で自分のゲームの購入に何が起きるのかを尋ねたユーザーに対して,次のように答えている。
「これはよく聞かれますね」と彼は応えた。「気持ちは分かります。クラウドへの移行は怖いものです。音楽がファイルからストリーミングに移するときも同じように感じました。私はまだガレージに古いCDを全部持っています……最近CDプレーヤーを見つけるのは難しいですが(笑)」
「映画や写真,ドキュメント,その他のファイルについても同じことが起こりました。ゲームでも違いはありません。最終的には,我々のすべてのゲームもクラウド上で安全に動作するようになるでしょう。我々は過去数年にわたり,技術,インフラストラクチャ,およびパートナーシップに多大な投資をしてきました。人生の中で確かなことは何もありませんが,我々はStadiaを成功させることを約束します」
「Stadiaで購入したゲームはあなたがプレイするゲームです。あなたが望むならセーブを含むあなたのゲームメタデータをダウンロードできるように,初日からテイクアウトをサポートします」
「もちろん,私の言葉を疑ってもかまいません。あなたが信じないのなら,あなたに信じてもらうために私が今言えることは何もありません。しかし,我々にできることは,サービスを開始し,今後何年にもわたってサービスに投資し続けることです。Gmail,Docs,Music,Movies,そしてPhotosでやってきたように。それこそまさに我々が約束していることです」
Doronichev氏が対処したものの詳細は明らかにできなかった1つの懸念は,サービスが65時間で1TBのデータを使用できることを考えると(参考URL),プレイヤーに対する潜在的な障壁として提起されるISPおよびデータ上限の問題である。
Doronichev氏は,ISPはおそらくそれに応じて自らを調整するだろうと反論した。
「将来を予測することはできませんが,私はISPが過去に適応したことを見てきました ―私がYouTubeにいたときがそうです― そして我々は同じことが起きるのを期待しています」と氏は語った。「データ使用量を心配しているプレイヤーのために,Stadiaアプリにはデータ使用量を管理して,あなた方それぞれのデータ状況に適応するためのいくつかのツールを用意します。ただサービス開始時に用意できるかちょっと遅れるかは分かりませんが。数百Mbpsあるいはギガビットで上限なしの計画を提供しているすばらしいISPがたくさんあります。我々は国によって異なる進歩を遂げていることを確認しており,ISPがサービスを継続的に改善することを期待しています」
AMAの質問の大部分は,サービスが開始時またはそれ以降に表示される機能を中心に展開された。Doronichev氏は,Stadiaはサービス開始時に,多画面でのゲーム,フレンドリスト,パーティの機能,ボイスチャット,そしてストア機能を有するであろうことを確約していた。一方で,アチーブメントシステム,家族内共有機能,MODサポート,そして今後のソーシャル機能については後日の実装が予定されているとした。
彼はまた,最終的にこのサービスに無料でプレイできるゲームが追加されると確約したが,ローンチ時に利用できるものはないだろうとしていた。プラットフォームとして提供される無料Stadia Baseバージョンと有料のStadia Proバージョンの両方で,ゲームをプレイするにはフルプライスのゲームを購入する必要があることから,これは観客を引き付けるための鍵となる可能性がある。―Doronichev氏はそれにも言及している。
「はっきりさせておくと,Stadia Proは何人かの人々が言及したような『Netflix for Games』ではありません」と氏は語った。「もっと近い比較としては,Xbox Live GoldやPlaystation Plusのようなものになるでしょう」 Netflixと言及されたゲームサブスクリプションサービスにはどれも,定額料金に無料コンテンツが含まれている。
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