Monobit Unity Networking 2.0,Hololensに正式対応,GTMFでデモ展示も

 2019年7月3日,モノビットエンジンは,同社のMonobit Unity Networking 2.0などの通信ミドルウェアがHoloLensに正式対応したことを発表した。
 今回対応したのは,MUN 2.0のほかに,VR Voice Chat,モノビットエンジンクラウドとなっており,Hololensでこれらのミドルウェアを利用したアプリが作成できるようになる。

 これらの製品の概要については,7月5日(大阪),7月12日(東京)で開催されるGTMF 2019での同社のセッションで詳しく解説され,展示会場ではデモも行われる模様だ。
 詳しい情報は以下のリリースを参照してほしい。

モノビットエンジン公式サイト

モノビットエンジン、 Monobit Unity Networking 2.0 が Microsoft HoloLensに正式対応! !
モノビットエンジンクラウドでも HoloLens が利用可能に!

モノビットエンジン株式会社(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長: 安田 京人、以下モノビットエンジン)は、201 9 年 7 月 3 日 、 Unity で利用可能なリアルタイム通信エンジン「Monobit Unity Networking2.0(以下、MUN) 」、「VR Voice Chat」及び「モノビットエンジンクラウド」を Mixed Reality(複合現実/MR)を実現する「Microsoft HoloLens」(※1) に正式対応しましたことをお知らせいたします。
また、 同時にサンプルデモを開発し、東京・大阪にて行われる GTMF 2019にて、このサンプルデモの実演を行います。

Monobit Unity Networking 2.0,Hololensに正式対応,GTMFでデモ展示も

■対応製品概要
・モノビットエンジンクラウド β版
「モノビットエンジンクラウド β版」は、バックエンドに MUN を搭載し、マルチプレイゲームを Unity 上で簡単に実現するクラウドサービスです。通信パフォーマンスを最大化するために開発され運用実績豊富な超高速リアルタイム通信ライブラリの Monobit Revolution Server(MRS)をベースに、クラウド基盤として日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム 「Microsoft Azure」(※2) を使用することにより、高性能・高コストパフォーマンスのリアルタイム通信サーバを手軽にご利用いただけるようになります。
また、 MUN だけでなく、 「VR Voice Chat(以下、 VRVC) 」も標準で利用可能となっており、 VR ライブや VR 会議システムなど、ボイスチャットを利用する VR 向けマルチプレイコンテンツでも便利にご利用いただけます。

モノビットエンジンクラウド公式サイト: https://web.cloud.monobitengine.com

・Monobit Unity Networking 2.0MUN
Monobit Unity Networking 2.0MUN とは、 UnityR専用の無料アセットで、クライアントプログラムだけでマルチプレイコンテンツを簡単に実装できます。さらに新製品「Monobit Revolution Sever」(以下、 MRS)の新コアを採用し、 TCP に加え、 UDP/RDUP も正式サポートするなど大幅な通信性能アップを図りました。

▼製品ダウンロード
http://www.monobitengine.com/mun/

・VR Voice Chat 2.0
今、 x R コンテンツにおける″リアルタイム・コミュニケーション″の必要性が高まっています。『 VR VoiceChat』(以下、 VRVC)とは、 x R 空間内で複数人による物理同期やボイスチャットを手軽に実装できる Unity専用のアセットです。自分の動きや声をネットワークで通信し、リアルタイムでx R 空間を共有することで、コンテンツの新たな楽しみ方や深い没入感を創り出すことができます。さらにゲームだけではなく、様々な業種で制作されるx R コンテンツにも、ボイスチャットを簡単に搭載できます。 なお、 VRVC はモノビットエンジン公式サイトにて、無料ダウンロードいただけます。

▼製品ダウンロード先
http://www.monobitengine.com/vrvc/

■「GTMF2019 OSAKA/TOKYO」情報
7月 5日 (金)、グランキューブ大阪にて行われる「GTMF2019」を皮切りに、 日本マイクロソフト様と共同出展・講演いたします。

【セッション名】
Linux も動く Microsoft Azure HoloLens にも対応した次世代マルチプレイミドルウェア〜モノビットエンジンクラウド〜 にて採用した理由

【セッション内容】
Microsoft Azure 上で稼働している、新製品モノビットエンジンンクラウドはマルチプレイを利用したアプリ、コンテンツ開発だけでなく、 xR デバイスでも簡単に扱う事が可能です。
本セッションではマルチデバイスにおける xR コンテンツの実際の事例などを交え、 HoloLens にも対応したモノビットエンジンの最新情報もお届けいたします。
Microsoft Azure の VM のおよそ半分が Linux で動いています。
今回は、ゲーム開発の中で取り上げられることの多い Linux で開発されたゲームのケースを交えながら、Microsoft Azure の便利な機能をご紹介していきます。

【登壇者】
梅津 寛子
日本マイクロソフト株式会社 クラウドソリューションアーキテクト
職種はインフラエンジニア、前職はゲーム会社でオンラインゲームや Web システムのインフラ構築運用を担当。オンプレミスとパブリッククラウドを経験し、現在はマイクロソフトにてゲーム業界向けクラウドソリューションアーキテクトとして活動中 。

安田 京人
モノビットエンジン株式会社代表取締役社長
6 年間大手デベロッパーでコンシューマーゲームプログラマーとしてアクションゲームを中心に様々なジャンルのゲーム開発に携わったのち株式会社モノビットに入社。現在はモノビットエンジンの開発指揮とエヴァンジェリストとして活動。 2018 年 7 月「モノビットエンジン株式会社」代表取締役に就任。

GTMF 情報: https://gtmf.jp/2019/index.html

※1 : Microsoft HoloLens は Windows 10 を搭載し、携帯電話や PC などの外部機器と接続する必要がなく、ワイヤレスで使用できる、全く制約の無い初めての自己完結型ホログラフィックコンピューターです。 MicrosoftHoloLens を通して、目の前に見えている現実世界の中にホログラムを配置して、現実世界とデジタルが融合した世界を様々な角度から見たり、デジタルコンテンツを操作したりすることが可能となる新しい世界(MixedReality/複合現実)を実現します。
※2: Microsoft、 Azure は、 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

※マイクロソフトの許諾を得て使用しています。

<基礎情報>
「Monobit Revolution Server」製品概要
MRS とは、オンラインゲームやネットワークアプリの開発・運用にご利用いただける高性能な通信エンジン&総合サーバパッケージです。 Linux/Windows サーバで動作し、あらゆるジャンルのマルチプレイ要素をスムーズに開発することができます。 MRS は「オンラインゲームを支える技術」の著者でもある弊社 CTO 中島謙互設計の下、ネットワークエンジンのエキスパートが開発を手がけ、導入や開発、高スループットと高レスポンスに加えて柔軟な開発・運用を実現しています。なお、 MRS はモノビットエンジン公式サイトにて、無料ダウンロードいただけます。

▼製品ダウンロード先
http://www.monobitengine.com/mrs/