Google,マルチデバイスコントローラに対する通知システムの特許
来週のGDCで明らかになるであろう申請の内容。
今年のGame Developers CongferenceでGoogleがなにを計画しているかヒントをくれそうな2つの特許申請が明らかになった。
この手の特許申請の常として,記述されているデバイスやサービスが市場に出てくるとは限らない。しかしGoogleはGDC 2019で大きな発表を予告しており(関連英文記事)
,―噂では新型ゲーム機とストリーミングデバイス― 2つの特許書類の詳細は見ておく価値のあるものだ。
最初の特許は(参考URL),―2019年1月31日に公開― 新しいゲームコントローラについてのものだ。むしろゲームコントローラ用の通知システムといったほうがいいかもしれない。同社は「ゲームでの招待やチャットメッセージ,ユーザーのハイスコアやそれが破られたことなどの表示ができる」ゲームパッドを申請している。
同時に特許はディスプレイにも言及している。それもまた,ボタンの周りのLEDの色の変化やチャイムなどで可能な通知を表示できるものである。
このコントローラは,ホストデバイスのパワーアップのためにボタンを叩いたり,ゲームアプリを起動したり,ユーザーアカウントへログインしたりといった,通知に対する反応をプレイヤーに可能とする。これはコントローラに内蔵されたメモリを通して実現される。メモリには一人ないし複数人の環境設定とアカウント情報が記録されている。
面白いことに,この特許はコントローラが「一つないし複数のホストデバイス(テレビ,タブレット,スマートフォンなど)で動作することが示唆されている。―これはGoogleがゲーム専用機よりもクロスプラットフォームゲームサービスを始めそうなことを示唆するものだ。
ほかの部分からは,コントローラに複数のホストデバイスがあるかもしれないことが示唆されており,DVDに保存されたゲームについての言及がある。Googleはゲーム機に取り組んでいるか,現在のXbox OneやPlayStation 4のようなプラットフォーム向けのサービスを始めるかのどちらかだ。
この特許はデバイスの切り替えにも使えることが示唆されている。たとえば,スマートフォンとテレビにつながったタブレットに同じゲームがインストールされているとして,「スマートフォンがデフォルトデバイスになっているとき,ゲームコントローラの表から選択すると,タブレットがアクティベートされてゲームが起動し,テレビ上に表示される」ようになる。
2番めの特許は―2019年2月28日公開― 「独立したインタラクティブストリーミングメディアの制御」に関するものだ(参考URL)。これはストリーミングされたあらゆるビデオコンテンツを参照してかなり一般的なものに思えるのだが,「クラウドベースのゲーム環境でのストリーミングセッション」という記述が,GoogleはUbisoftとの初期実験(関連英文記事)を土台とした新しいゲームストリーミングサービスを開始するという噂に重みを与えている。
PCGamesInsiderは,両方の特許でGoogleのシステムとデバイスが個人情報を取得し利用する状況が示されていると注意している(参考URL)。ただし,ユーザーが収集される情報を制御できる可能性もあるとも語っている。
「加えて,特定のデータは保存あるいは使用される前に,個人を識別する情報を削除するため,一つないし複数の方法で処理されるかもしれません」と慮法の文書に記載されている。「たとえば,ユーザーの識別子は個人を特定する情報がユーザーを決定することができないように扱われるかもしれません。もしくは,ユーザーの位置を特定できないように,ユーザーの地理的位置はどこで位置情報を得たか(郵便番号や州の名前など)に一般化されるかもしれません」
GDCでのGoogleによる基調講演は火曜日に予定されている。これらの特許にどのようなベンチャー企業が関係しているかについて詳細な情報が期待される。
今年のGame Developers CongferenceでGoogleがなにを計画しているかヒントをくれそうな2つの特許申請が明らかになった。
この手の特許申請の常として,記述されているデバイスやサービスが市場に出てくるとは限らない。しかしGoogleはGDC 2019で大きな発表を予告しており(関連英文記事)
,―噂では新型ゲーム機とストリーミングデバイス― 2つの特許書類の詳細は見ておく価値のあるものだ。
同時に特許はディスプレイにも言及している。それもまた,ボタンの周りのLEDの色の変化やチャイムなどで可能な通知を表示できるものである。
このコントローラは,ホストデバイスのパワーアップのためにボタンを叩いたり,ゲームアプリを起動したり,ユーザーアカウントへログインしたりといった,通知に対する反応をプレイヤーに可能とする。これはコントローラに内蔵されたメモリを通して実現される。メモリには一人ないし複数人の環境設定とアカウント情報が記録されている。
面白いことに,この特許はコントローラが「一つないし複数のホストデバイス(テレビ,タブレット,スマートフォンなど)で動作することが示唆されている。―これはGoogleがゲーム専用機よりもクロスプラットフォームゲームサービスを始めそうなことを示唆するものだ。
ほかの部分からは,コントローラに複数のホストデバイスがあるかもしれないことが示唆されており,DVDに保存されたゲームについての言及がある。Googleはゲーム機に取り組んでいるか,現在のXbox OneやPlayStation 4のようなプラットフォーム向けのサービスを始めるかのどちらかだ。
この特許はデバイスの切り替えにも使えることが示唆されている。たとえば,スマートフォンとテレビにつながったタブレットに同じゲームがインストールされているとして,「スマートフォンがデフォルトデバイスになっているとき,ゲームコントローラの表から選択すると,タブレットがアクティベートされてゲームが起動し,テレビ上に表示される」ようになる。
PCGamesInsiderは,両方の特許でGoogleのシステムとデバイスが個人情報を取得し利用する状況が示されていると注意している(参考URL)。ただし,ユーザーが収集される情報を制御できる可能性もあるとも語っている。
「加えて,特定のデータは保存あるいは使用される前に,個人を識別する情報を削除するため,一つないし複数の方法で処理されるかもしれません」と慮法の文書に記載されている。「たとえば,ユーザーの識別子は個人を特定する情報がユーザーを決定することができないように扱われるかもしれません。もしくは,ユーザーの位置を特定できないように,ユーザーの地理的位置はどこで位置情報を得たか(郵便番号や州の名前など)に一般化されるかもしれません」
GDCでのGoogleによる基調講演は火曜日に予定されている。これらの特許にどのようなベンチャー企業が関係しているかについて詳細な情報が期待される。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)