BlizzardのDiabloモバイル版はコミュニティの反発を受ける
Blizzard EntertainmentはDiabloをiOSとAndroidに持ってきた。そしてそれによってゲームのファン層から小さな信じがたいほど遠慮のない怒りを発生させている。
Diablo ImmortalはNetEaseと共同で開発され,今週末(※先週末)のBlizzconで発表された。クラシックシリーズのモバイルでのデビューを記録するものである。Blizzardは新作ゲームをMMOと表現している。そしてその体験は「生活し,呼吸し,絶えず進化する」ようにデザインされているとのことだ。
新たなストーリーライン,キャラクタークラス,戦利品,チャレンジが定期的に追加されていき,Diablo Immortalを今後何年間も遊び続けられるゲームにするという。
「彼らの信じられないくらいのDiabloへの情熱と保障されたモバイルの専門知識で,開発チームは素晴らしく反応がよく,息を飲むほど美しいモバイルゲームを生み出しました。そして我々はプレイヤーが手に取る日が待ちきれません」とBlizzardのプレジデントであるJ.Allen Brack氏は声明で語っている。
Diabloのモバイル版は,ビジネスの観点からは非常に有意義である。そしてこのようなアクセスしやすいシリーズへの導入点ができることはコミュニティにとってもよいことのように思われる。しかしながら,実際のところDiablo Immortalはコミュニティに論争と混乱をもたらしている。
プロジェクトへの要望募集はキャンセルされ(参考URL),ゲーム発表直後に引き上げられた。そしてそれ以降,およそ3万もの署名が集められた。
この怒りの理由はさまざまだ。しかしほとんどの部分は,次のDiabloが完全続編ではなく,PCやゲーム機で遊べないという事実に根ざしているように思われる。Blizzardの共同設立者であるAllen Adham氏は,Kotakuに対して,同社が反発の規模と強烈さに驚いていることを認めている(参考URL)。しかし,氏はこの反応を資格のあるものとは分類していなかった。
「彼らは彼らが愛するものを愛し,彼らが望むものを望むのです」と氏は語った。「その情熱,それは実際我々を駆り立て,我々も感じています……。私は彼らの感情と願いを我々は,単にDiabloシリーズだけでなく,会社全体を通して我々の作るすべての驚くべきものに対して共有できるものだと理解しています」
BlizzardがBlizzcon以前に,複数のDiabloプロジェクトに取り組んでいると言っていたことは注記すべきだろう。そして今回の反発の余波でその事実は修正されている。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)