ソニー,PS4のXboxとSwitchとのクロスプレイで論調を軟化
Microsoftと任天堂はともに彼らのユーザーが他のプラットフォームのユーザーとゲームを楽しめるように準備している。ソニーはコンシューマゲーム企業のなかでは不動のままである。そのようなクロスプラットフォームマルチプレイのオプションをPCやモバイル以外にまで拡張することを拒否している。しかし,スペインで本日行われたGamelabでのSIE AmericaのCEO Shawn Layden氏によるコメントから判断すると,ソニーはそのスタンスを軟化している可能性がある。
イベントでEurogamerにクロスプレイについて尋ねられたとき(関連英文記事),Layden氏は以前ソニーがこの問題について話していたときとはトーンを変えていた。
「我々も耳にしています」と,クロスプラットフォームマルチプレイを可能にするためにソニーの参加が必要であることについてLayden氏は語った。「我々は多くの可能性を探っています。それを取り巻く環境は単にひとつのゲームだけではなく,もっとたくさんのものに影響を与えることは想像できるでしょう。私は,我々がゲームコミュニティに理解され受け入れ,同時に我々のビジネスをサポートするような解決策を見出せると確信しています」
Epic GamesのサバイバルシューターFortniteのSwitch版が発売して以来,プレイヤーがクロスプレイできるようにソニーへのクロスプラットフォームのグループへ参加を促す圧力はこのところ高まってきている。このFree-to-Playが発表され,E3期間中に任天堂のゲーム機用に公開されるやいなや,プレイヤーのダウンロードへの殺到を招いた。しかしながら,すでにPlayStation 4版でEpic Gamesアカウントに登録していたプレイヤーは,Switch版にログインできず,プログレスも引き継げないと語っていた(関連記事)。
「このFortniteアカウントはSwitchへの接続が許されないプラットフォームに紐付けられています」というゲームのエラーメッセージは,ゲーマーの怒りの向け先を明確にしていた(3月にEpic GamesのCEO Tim Sweeney氏はXboxとPlayStation間でのクロスプレイの壁は必然的に崩壊するだろうと語っていた)。
後日,Microsoftと任天堂の重役はクロスプラットフォームへの熱望を強調した(関連英文記事)。先週両社は,クロスプラットフォームマルチプレイを強調したSwitch版のMinecraftのローンチトレーラーで協力し,「Better Together」というスローガンを掲げていた(関連英文記事)。
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