つぶやくGDC初心者に贈るサバイバルガイド
Unity TechnologiesのLiz Mercuri氏が最初のGDC体験を振り返る。
※原文は昨年のGDC 2017用に公開されたものです。しかし，GDC初心者にとって価値あるものなので再掲載されています
私は飛行の恐怖に怯えて空港に座っています。しかし，同時にGame Developers Conference（GDC）に初めて参加することにとてもわくわくしています。私はGDCについてGDCにきたことのある人たちから多くのことを聞きました。たくさんの記事も読みました。なにか見落としていたときには，100万回Webサイトを訪れたにもかかわらず，私はまだ準備が不十分な気がしています。
これは，私がその一員となるべく日夜励んでいる業界の中心に至るための非常に大きなチャンスです。ですので重圧がかかります。
私にも読めて，これまで見たこともないようなショウの詳細を理解させてくれるようなサバイバルガイドさえあれば。いうまでもなく，そのとき私自身は外国におり，学生でした……。
ええ，そのようなマニュアルはありませんでした。ですので私が書くことにします。以下は，GDC初心者や学生が，なにをすべきか，なにをしてはいけないのか，どこに行くべきか，どこに行ってはいけないのかの究極のガイドです。そのうちこれが役立つことがあるかもしれません……。
私の名前はLiz Mercuriです。 BAFTAとWarner Bros（Warner Bros. Creative Talentプログラムの一環として）の後援によるPrince William Scholarshipの奨学生であり，コンピュータゲームの開発をシェフィールドハラム大学で学んでいます。私のスカラシップが意味するのは，勉強でBAFTAとWarner Brosの両方から援助を受けているのは素晴らしく幸運だということです。
※BAFTAは英国映画テレビ芸術アカデミーの略。英国ではエドワード皇太子の名の下に映画，テレビ，ゲームなどの産業を学ぶ学生に対しての奨学金制度が行われている。
私はMicrosoft Women's Game Changersの一員としてGDC 2016に参加しました。―これはMicrosoftによる毎年恒例のイニシアティブで，インタラクティブエンターテイメントに従事する男女をネットワーク上に集め，豪快の成功のためにお互いに学び，互いに報いるものです。これは Xbox Women in Gaming Luncheonへの招待とともにたくさんのGDCのAll Accessパスが与えられることで行われています。私にとって，このGDCへの冒険はMicrosoft Game Changersとシェフィールドハラム大学の寛大な後援なくしては成り立たなかったでしょう。
今年のGDCはバーチャルリアリティ版で，モーショントラックされた棒を振り回してVRを体験できるようなVRDCとともに開催されました。ホラーゲームの大ファンとして，私はParanormal Activity VRのデモをとてもやりたかったのですが，叶いませんでした。これがGDCで学んだ最初のことです。どんなに完璧に予定を立てて，優先させても，すべてのことをすることはできません。PAデモの代わりに，PSVRでSupermassiveのUntil Dawn: Rush of Bloodでぞっとするような喜びを体験できました。
VRでのホラーの可能性は凶悪です。私は飛行機の上で，開発者はどの程度VRでホラー要素を押すべきかといった記事を読んできましたが，Supermassiveはコンテンツもテンポも完璧だったと思います。ときどきの悲鳴と身のすくむ思いで楽しめる恐怖を実現していました。
私は1週間で多くの講演に出席しましたが，ハイライトといえるのはNinja TheoryのTameem Antoniades氏によるUnreal Engine関連の「Digital Humans: Crossing the Uncanny Valley in Unreal Engine 4（デジタルヒューマン：Unreal Engine 4の不気味の谷を越える）」という講演，そしてNorthlight Engineを使ったDirectX 12による実装に関するもの，「Menus Suck（クソったれメニュー）」―VRでより自然に認識でき直感的なメニューを作るもの，離し続けて誰も爆発しないようにするための「Designing Asymmetric Gameplay（非対称ゲームプレイの設計）」でした。出席していればよかったなと思うセッションはExperimental Gameplay Workshopがあります（毎年定評があるようです）とSOMAでのホラーの作り方ですが，すべてのセッションに出ることはできません。
Microsoft Xbox Women in Gaming Luncheonは，GDCで誰もが一度は体験しておくべきものです。この昼食会の評判は格別のもので，私はすぐにその場にいることの幸運を認識しました。
このように，最初は圧倒的でした。そこで私は異なった背景と人生経験を持った女性たちに囲まれていましたが，すべての人が立派で信じられないような偉業を成し遂げていたのです。その場にいるすべての人は同じ関心を共有していました。―これらの成果を祝福し，育成し，認識することです。そのとき私は気づいたのです。私も部外者ではなく，実際のところ，その場に部外者など誰もいなかったのです。誰もがそこにいたいと思い，お互いを信頼してそこにいたのです。昼食会全体は非常に感情的でしたが，とても建設的な体験となりました。
私が最初に部屋に入ってきたとき感じたことはまったく対照的に，私は元気付けられ，連帯感とゲームがどこまで協力的で積極的な業界にできるかについての思いを持って帰りました。この昼食会を実現させた信じられないような女性たちやGame Changersイニシアティブを推進してきた人たちに会う機会を得るというのは，説明できないほど素晴らしいことです。
このメモ書きで，多くの人と会って話すことでGDCを最大限に活用してください。彼らの話となににヒントを得たのかを聞きましょう。ほんの簡単な質問をすることで，私は何人かの信じられないほど才能があり，彼らの作品に熱意を持つ人々と出会いました。GDCにはなにを持ってきたのかとどうしてゲーム業界を選んだのかです。GDCは興味深く才能にあふれた人々や長年あなたが憧れていたような人々と出会う素晴らしい機会です。私は初めてWolf Among Usをプレイしたときから追い続けていたTelltale gamesのクリエイティブディレクターRyan Kaufman氏と出会うという最高の幸運を得ました。私は可能な限りプロフェッショナルであろうとしました。が，私がどれほど彼の作品が好きかを数百万回繰り返していたと思います。
とはいえ，これが新しい出会いのすべてではありません。私はイギリスのゲーム業界からきたお馴染みの人たちや友達と，どんな講演を聞いたのかやどんなものが印象に残ったり感激したりしたのか……そして誰がなにを飲んだのかなどについて教えてもらいながら，多くのときを過ごしました。
1.行く前に
2.講演とワークショップ
GDCに到着してすぐに，レジストレーションは非常に迅速に行われ，すぐに公演に参加できます。レジストすると，パスのタイプにもよりますが，eメールでGDC Vaultへのアクセス許可が届きます。セーフティネットとしてのこれのおかげで ―もしあながたTo-Doリストに載せたすべての講演を受けられなくても，あとでいつでも都合がよいときに選択した講演を見ることができます。
3.ネットワーキング＆パーティ/ネットワーキングイベント
4.サンフランシスコを動き回る
5.GDCの学生通になろう
もしあなたが新卒で職を探しているなら，デモかあなたのポートフォリオを必ず携帯しておきましょう。―誰にぶつかるか分かりませんから。私は，Voxel AgentsによるThe Gardens Betweenという美しいゲームを見せられました。食事の列に並んでいるときにです！
GDCは学生やゲーム業界でのキャリアを望む人のために専用のフロアを用意しています。North HallにはCareer CentreとBusiness Centreの両方があります。どの企業がいるのか，誰が雇われたのかなどの詳細については，「Who's Hiring」というブックレットに少し記載されています。非常に役に立ちます。
Business Centerは全体的なコンセプトを一歩進めて，1対1でのポートフォリオのレビューをやりやすくしています。Havokや任天堂， Warner Bros.，そしてBlizzardといった会社で，学生がポートフォリオレビューや業界アドバイスのための時間を予約できるようになっている。当然ながら，
このメリットを享受したいのであれば時間枠を確保するために早めに行かなければなりません。しかし，Business Centerの親密さはゲーム業界を志すすべての学生にとってプライスレスな価値があるものです。
6.展示会場
GDCのメイン展示会場はMoscone CenterのSouth Hallにあります。感心させられたのは，それが単なる企業の印象的な寄せ集めではなく，デベロッパがどのように彼らに焦点を当てていたからです。ソニーやCrytek，Amazon，UnityそしてOculusといった会社の技術やシステムに関する背景の詳細が洞察できるというのは素晴らしいことでした。ほかの企業が最新技術を直接試せるようにしていた一方で，SubstanceやEpicといったいくつかのブースではデモやショートセッションを行っていました。
North Hallでは前述のCareer Centreと，同時に世界中から熱狂的な開発者が作った超面白いゲームを堂々と並べたインディショーケースを設けておりいました。私はここでもっと時間を取らなかったことを後悔しています。
メインの展示会場とは別に，「Day of the Indies」を含むインディーズゲームの展示があります。Indie MegaboothとIndependent Games Festival showcaseです。これらのユニークで多彩な特徴を持つゲームたちは才能を感じさせましたが，GDCの期間中に回りきれないほどの量が提供されていました。可愛いMs. Kitty PowersやRobin Baumgartenの特徴的なダンジョン探索ゲーム，そしてHue and Fiddlesticksを支える紳士たち。出展者としてはGoogleを推薦したいですね。あまりに多くのことを聞かされて驚くかもしれません。
私の最後のアドバイスはこれです。あなたは重要な何かを見落としているのではないかと怖くなるかもしれませんが，それは至って普通のことです。多くの驚くべき出会いや講演，展示がGDCにはあります。すべてのことはやりきれないほどです。ですので，なにか見逃した凄いものがあっても心配しないことです。似たような注意としては，何時間もかけて入念に準備した素晴らしい旅程をあなたのお気に入りのノートに丁寧に手書きしていて（個人的経験による発言ではありません……），それが予定通りにいかなくても気を悪くしてはいけません。率直に，あなたの情熱と関心でGDCの冒険を焚きつけましょう。他人の意見を受け入れ，予想外のことを期待し，触発される準備をしておきましょう。
ちょうど今，私はロンドンに帰るフライト待ちで出発ラウンジに座っています。この記事を書き始めてから5日が経ちました。どれほど驚くべきものだったか信じられないくらいです。私は数え切れないほどの人からどんなにGDCが素晴らしいか，どれほどの刺激を受けるか疲れさせられるか，私の愛する業界のことをどれほど学んでくるかを聞かされていました。しかしながら，実際にどれほど信じられないような体験をするかをうまく語った言葉はありませんでした。あなたは自分自身でGDCを体験しなければなりません。
私にとって，これは信じられないような座礁体験でした。否定的に聞こえるかもしれませんが，実際，これは大いに肯定的な意味です。私は，この5日間を，もの凄く才能にあふれ，恐ろしく野心的で，業界を主導するような人たちに囲まれていました。アドバイスをしてくれた誰もが，私にアドバイスと勇気付けと友情を示してくれました。刺激を受けることと私が成し遂げないことについてより現実的に考えることは，私の第2の天性となっています。また，ゲーム業界は私が所属した居場所であることをより確信するようになりました。
この記事の原版はGDC 2017のために書かれたものです。
※原文は昨年のGDC 2017用に公開されたものです。しかし，GDC初心者にとって価値あるものなので再掲載されています
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これは，私がその一員となるべく日夜励んでいる業界の中心に至るための非常に大きなチャンスです。ですので重圧がかかります。
私にも読めて，これまで見たこともないようなショウの詳細を理解させてくれるようなサバイバルガイドさえあれば。いうまでもなく，そのとき私自身は外国におり，学生でした……。
ええ，そのようなマニュアルはありませんでした。ですので私が書くことにします。以下は，GDC初心者や学生が，なにをすべきか，なにをしてはいけないのか，どこに行くべきか，どこに行ってはいけないのかの究極のガイドです。そのうちこれが役立つことがあるかもしれません……。
私の名前はLiz Mercuriです。 BAFTAとWarner Bros（Warner Bros. Creative Talentプログラムの一環として）の後援によるPrince William Scholarshipの奨学生であり，コンピュータゲームの開発をシェフィールドハラム大学で学んでいます。私のスカラシップが意味するのは，勉強でBAFTAとWarner Brosの両方から援助を受けているのは素晴らしく幸運だということです。
※BAFTAは英国映画テレビ芸術アカデミーの略。英国ではエドワード皇太子の名の下に映画，テレビ，ゲームなどの産業を学ぶ学生に対しての奨学金制度が行われている。
私はMicrosoft Women's Game Changersの一員としてGDC 2016に参加しました。―これはMicrosoftによる毎年恒例のイニシアティブで，インタラクティブエンターテイメントに従事する男女をネットワーク上に集め，豪快の成功のためにお互いに学び，互いに報いるものです。これは Xbox Women in Gaming Luncheonへの招待とともにたくさんのGDCのAll Accessパスが与えられることで行われています。私にとって，このGDCへの冒険はMicrosoft Game Changersとシェフィールドハラム大学の寛大な後援なくしては成り立たなかったでしょう。
GDC日記：GDCのよいところ
今年のGDCはバーチャルリアリティ版で，モーショントラックされた棒を振り回してVRを体験できるようなVRDCとともに開催されました。ホラーゲームの大ファンとして，私はParanormal Activity VRのデモをとてもやりたかったのですが，叶いませんでした。これがGDCで学んだ最初のことです。どんなに完璧に予定を立てて，優先させても，すべてのことをすることはできません。PAデモの代わりに，PSVRでSupermassiveのUntil Dawn: Rush of Bloodでぞっとするような喜びを体験できました。
VRでのホラーの可能性は凶悪です。私は飛行機の上で，開発者はどの程度VRでホラー要素を押すべきかといった記事を読んできましたが，Supermassiveはコンテンツもテンポも完璧だったと思います。ときどきの悲鳴と身のすくむ思いで楽しめる恐怖を実現していました。
And thank you Satoru Iwata, for everything you've done for us. #GDCA #GDC16 pic.twitter.com/Scm7Y3EU3Z
— Official_GDC (@Official_GDC) 2016年3月17日
私は1週間で多くの講演に出席しましたが，ハイライトといえるのはNinja TheoryのTameem Antoniades氏によるUnreal Engine関連の「Digital Humans: Crossing the Uncanny Valley in Unreal Engine 4（デジタルヒューマン：Unreal Engine 4の不気味の谷を越える）」という講演，そしてNorthlight Engineを使ったDirectX 12による実装に関するもの，「Menus Suck（クソったれメニュー）」―VRでより自然に認識でき直感的なメニューを作るもの，離し続けて誰も爆発しないようにするための「Designing Asymmetric Gameplay（非対称ゲームプレイの設計）」でした。出席していればよかったなと思うセッションはExperimental Gameplay Workshopがあります（毎年定評があるようです）とSOMAでのホラーの作り方ですが，すべてのセッションに出ることはできません。
Microsoft Xbox Women in Gaming Luncheonは，GDCで誰もが一度は体験しておくべきものです。この昼食会の評判は格別のもので，私はすぐにその場にいることの幸運を認識しました。
このように，最初は圧倒的でした。そこで私は異なった背景と人生経験を持った女性たちに囲まれていましたが，すべての人が立派で信じられないような偉業を成し遂げていたのです。その場にいるすべての人は同じ関心を共有していました。―これらの成果を祝福し，育成し，認識することです。そのとき私は気づいたのです。私も部外者ではなく，実際のところ，その場に部外者など誰もいなかったのです。誰もがそこにいたいと思い，お互いを信頼してそこにいたのです。昼食会全体は非常に感情的でしたが，とても建設的な体験となりました。
「私が最初に部屋に入ってきたとき感じたことはまったく対照的に，私は元気付けられ，連帯感とゲームがどこまで協力的で積極的な業界にできるかについての思いを持ち帰りました」
スピーカーは素晴らしく，私が話した人は誰もがイベントから別々のものを持ち帰りました。Jennie Leeはメンターの重要性について語っていましたが ―メンターは自分のことを信じられなくなったときにあなたを信じてくれて，あなたにチャンスを与えてくれるような人たち― それは強く私の心に響きました。私を信じてくれた多くの人たちの尽力がなければ，私はその場に座っていなかったことでしょう。私が最初に部屋に入ってきたとき感じたことはまったく対照的に，私は元気付けられ，連帯感とゲームがどこまで協力的で積極的な業界にできるかについての思いを持って帰りました。この昼食会を実現させた信じられないような女性たちやGame Changersイニシアティブを推進してきた人たちに会う機会を得るというのは，説明できないほど素晴らしいことです。
このメモ書きで，多くの人と会って話すことでGDCを最大限に活用してください。彼らの話となににヒントを得たのかを聞きましょう。ほんの簡単な質問をすることで，私は何人かの信じられないほど才能があり，彼らの作品に熱意を持つ人々と出会いました。GDCにはなにを持ってきたのかとどうしてゲーム業界を選んだのかです。GDCは興味深く才能にあふれた人々や長年あなたが憧れていたような人々と出会う素晴らしい機会です。私は初めてWolf Among Usをプレイしたときから追い続けていたTelltale gamesのクリエイティブディレクターRyan Kaufman氏と出会うという最高の幸運を得ました。私は可能な限りプロフェッショナルであろうとしました。が，私がどれほど彼の作品が好きかを数百万回繰り返していたと思います。
とはいえ，これが新しい出会いのすべてではありません。私はイギリスのゲーム業界からきたお馴染みの人たちや友達と，どんな講演を聞いたのかやどんなものが印象に残ったり感激したりしたのか……そして誰がなにを飲んだのかなどについて教えてもらいながら，多くのときを過ごしました。
ヒントとTips
1.行く前に
- GDCのモバイルアプリをダウンロードしましょう。そこには出展者と講演に関する詳細があり，ミニフォーラムで出発前にほかの人と連絡を取ることもできます。これはほかの初心者とつながりを持つよい方法です。
- @Official_GDCでイベントが始まるまで，カンファレンスのハイライト情報を最新の状態にしておきましょう
- GDCアプリとWebサイトをチェックして，どの出展者があなたにも試せるハンズオンデモをやるのかを把握しておきましょう。たとえば，ソニーは複数のPlayStation VRデモを体験できますが，PlayStation Experienceアプリから予約の申し込みが必要になります。
- 自分のペースで旅程を作成するとき，私は毎日すべての時間帯をなにかクールなモノで完全に埋めてしまいますが，これはそのとおりにはいきません。本当です。いくつかの講演やイベントをつまみ食いしたり，その日どこに行くのかをリストを作っておくとよいでしょう。しかし，燃え尽きないように注意してください。
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2.講演とワークショップ
GDCに到着してすぐに，レジストレーションは非常に迅速に行われ，すぐに公演に参加できます。レジストすると，パスのタイプにもよりますが，eメールでGDC Vaultへのアクセス許可が届きます。セーフティネットとしてのこれのおかげで ―もしあながたTo-Doリストに載せたすべての講演を受けられなくても，あとでいつでも都合がよいときに選択した講演を見ることができます。
- 本当に見たい講演があったときは，早めに列に並ぶようにしましょう。人気の講演はとても早く席が埋まってしまいます。
- なにか違ったものや新しいものにチャレンジしましょう。（驚くことに）私が選んだほとんどの講演はプログラミング関連のものでした。しかし最も印象に残った公園のいくつかはそこから外れたものでした。アーティストやデザイナーと出会って，彼らが興味を持っている講演に出席することは，とても勉強になりました。
- 遠慮せずに質問しましょう。多くのワークショップと講演では質問ができます。恐れずに参加して，馬鹿な質問なんてモノは存在しないんだということを覚えておきましょう。
3.ネットワーキング＆パーティ/ネットワーキングイベント
- いつでも間違いなく確実に名刺を持っていることを確認しておきましょう。展示会場でもパーティでもです。
- ネットワーキングイベントは事前に調べておきましょう。The Fellowship of GDC PartiesといったEventbriteやFacebookのグループやTwitterアカウント@GDCPartiesは，私がGDCニュースやソーシャルメディア，友達の推薦で見つけたものです。
- たとえばPolycountやScottish Developersのような，参加しているコミュニティがあるなら，ソーシャルイベントはチャンスです。聞き回ったり，ソーシャルメディアやニュースレターから目を離さないようにしましょう。
- 1週間も続ければ口伝てでたくさんのネットワーキングイベントやパーティを発見できるでしょう。
- 「That Party」のようないくつかのパーティは人気があり，登録が必要です。大急ぎで調べましょう。
- もし夜に行われるGame Developer ChoiceやIndependent Game Festival Awardの発表会に出られるようであれば，その雰囲気は素晴らしく，イベント自体が光栄なことです。
4.サンフランシスコを動き回る
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- 常に連絡可能であることを確認してください。データに注意。携帯電話会社を確認するかサンフランシスコにいる間にSIMを購入しましょう。会場内ではWi-Fiが利用可能ですが，会場外でも多くの時間を過ごすことに気づくでしょう。接続したいと思ったときには，ほかの人と連絡を取り合い，GDCでなにが起こっているのかの最新情報を確認してください。データが必要なのです。
- ちょっと遠出をしたり市内を観光したいときには，UberかLiftをダウンロードしましょう。もしくは，通りのレイアウトに慣れるのは簡単ですので，観光スポットや日差しを捉えるにはよい方法です。
- 会場付近のフードコートは込み合っていますので，ちょっと遠くまでぶらつくのは悪いことではありません。一般的に言ってより安く済みます。
- もしサンフランシスコで観光がしたいなら，GDCの数日前かあとに滞在しましょう。―会期中は時間は取れません。
5.GDCの学生通になろう
もしあなたが新卒で職を探しているなら，デモかあなたのポートフォリオを必ず携帯しておきましょう。―誰にぶつかるか分かりませんから。私は，Voxel AgentsによるThe Gardens Betweenという美しいゲームを見せられました。食事の列に並んでいるときにです！
GDCは学生やゲーム業界でのキャリアを望む人のために専用のフロアを用意しています。North HallにはCareer CentreとBusiness Centreの両方があります。どの企業がいるのか，誰が雇われたのかなどの詳細については，「Who's Hiring」というブックレットに少し記載されています。非常に役に立ちます。
「もしあなたが新卒で職を探しているなら，デモかあなたのポートフォリオを必ず携帯しておきましょう。―誰にぶつかるか分かりませんから」
Career Centreでは，あなたが働きたい企業に直接アプローチできます。名刺交換をしたり，アドバイスを聞いたり，現在どのポジションが空きになっているかなどを見ることができます。さらに，キャリア系のセッションも行われており，クリエイティブのプロセスやその会社の直近の求人の成果を洞察を与えてくれます。たとえば，MonolithのDirector of Designを務めたMichael De Plater氏は会場にぎゅうぎゅう詰めの学生や奨学生に対して，Shadow of MordorのNemesis Systemの背後にあるデザイン要素について詳説します。Business Centerは全体的なコンセプトを一歩進めて，1対1でのポートフォリオのレビューをやりやすくしています。Havokや任天堂， Warner Bros.，そしてBlizzardといった会社で，学生がポートフォリオレビューや業界アドバイスのための時間を予約できるようになっている。当然ながら，
このメリットを享受したいのであれば時間枠を確保するために早めに行かなければなりません。しかし，Business Centerの親密さはゲーム業界を志すすべての学生にとってプライスレスな価値があるものです。
6.展示会場
GDCのメイン展示会場はMoscone CenterのSouth Hallにあります。感心させられたのは，それが単なる企業の印象的な寄せ集めではなく，デベロッパがどのように彼らに焦点を当てていたからです。ソニーやCrytek，Amazon，UnityそしてOculusといった会社の技術やシステムに関する背景の詳細が洞察できるというのは素晴らしいことでした。ほかの企業が最新技術を直接試せるようにしていた一方で，SubstanceやEpicといったいくつかのブースではデモやショートセッションを行っていました。
North Hallでは前述のCareer Centreと，同時に世界中から熱狂的な開発者が作った超面白いゲームを堂々と並べたインディショーケースを設けておりいました。私はここでもっと時間を取らなかったことを後悔しています。
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メインの展示会場とは別に，「Day of the Indies」を含むインディーズゲームの展示があります。Indie MegaboothとIndependent Games Festival showcaseです。これらのユニークで多彩な特徴を持つゲームたちは才能を感じさせましたが，GDCの期間中に回りきれないほどの量が提供されていました。可愛いMs. Kitty PowersやRobin Baumgartenの特徴的なダンジョン探索ゲーム，そしてHue and Fiddlesticksを支える紳士たち。出展者としてはGoogleを推薦したいですね。あまりに多くのことを聞かされて驚くかもしれません。
私の最後のアドバイスはこれです。あなたは重要な何かを見落としているのではないかと怖くなるかもしれませんが，それは至って普通のことです。多くの驚くべき出会いや講演，展示がGDCにはあります。すべてのことはやりきれないほどです。ですので，なにか見逃した凄いものがあっても心配しないことです。似たような注意としては，何時間もかけて入念に準備した素晴らしい旅程をあなたのお気に入りのノートに丁寧に手書きしていて（個人的経験による発言ではありません……），それが予定通りにいかなくても気を悪くしてはいけません。率直に，あなたの情熱と関心でGDCの冒険を焚きつけましょう。他人の意見を受け入れ，予想外のことを期待し，触発される準備をしておきましょう。
最後に
ちょうど今，私はロンドンに帰るフライト待ちで出発ラウンジに座っています。この記事を書き始めてから5日が経ちました。どれほど驚くべきものだったか信じられないくらいです。私は数え切れないほどの人からどんなにGDCが素晴らしいか，どれほどの刺激を受けるか疲れさせられるか，私の愛する業界のことをどれほど学んでくるかを聞かされていました。しかしながら，実際にどれほど信じられないような体験をするかをうまく語った言葉はありませんでした。あなたは自分自身でGDCを体験しなければなりません。
私にとって，これは信じられないような座礁体験でした。否定的に聞こえるかもしれませんが，実際，これは大いに肯定的な意味です。私は，この5日間を，もの凄く才能にあふれ，恐ろしく野心的で，業界を主導するような人たちに囲まれていました。アドバイスをしてくれた誰もが，私にアドバイスと勇気付けと友情を示してくれました。刺激を受けることと私が成し遂げないことについてより現実的に考えることは，私の第2の天性となっています。また，ゲーム業界は私が所属した居場所であることをより確信するようになりました。
この記事の原版はGDC 2017のために書かれたものです。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています（元記事はこちら）
