WSJ:Switchの改定版ハードは今年は出てこない

Wall Street Journalは,ハイブリッドシステムの2年めでは任天堂は周辺機器に注力するだろうと語った。

 改訂版のハードウェアを予測してNintendo Switchの買い控えをしている人たちは,もう少し我慢しなければならないかもしれない。Switchが発売1周年で今週の店頭を賑わわせている中,Wall Street Journalは,任天堂の計画に精通した情報源を引き合いに出しつつ,据え置きと携帯のハイブリッド機であるSwitchの2年めにはハードウェア改訂はないだろうとするレポートしている(参考URL)。
 その代わり,任天堂は売り上げ改善のため,同システムが提供するオンライン要素と周辺機器を改善することに注力するだろう。発売予定となっている,ダンボールの自作キットNintendo Laboのラインは同社の周辺機器戦略の一例であると同時に,このシステムをベースとしてUSB Type-Cポートを使うアドオンを検討するものでもある。

 任天堂にとって,据え置き型ゲーム機を発売して2年以内にハードウェアに重要な改訂を加えることはあまり普通ではない。同様に,携帯機でその期間に後継が出ないことも普通ではない。ゲームボーイアドバンス,ニンテンドーDS,そしてニンテンドー3DSではゲームボーイアドバンスSP,DS Lite,3DS LLがそれぞれ市場投入の2年後に後継が出ている。

 Nintendo Switchは2017年3月3日にローンチし,今月終わりまでに1700万台を売るペースを続けている。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら