上院議員,Loot Box再検討のためにESRBを呼び出し
世界中の議員はますますLoot Boxに対する危惧を表明するようになっている。Rolling Stone誌によると(参考URL),米国の上院議員Maggie Hassan氏(D-NH:ニューハンプシャー州の連邦裁判所)は最近,プレイヤーに彼らが望む特定のアイテムを売る代わりにランダムなゲーム内アイテム一式を売るというビジネスモデルに関心を表明した議員である。
Hassan氏はEntertainment Software Rating Board(ESRB)の代表であるPatricia Vance氏に書簡を送り,同組織のレーティングシステムをLoot Boxを考慮したものに改めないのかと問うている。
「テクノロジーの発展とともに,ESRBは新しいゲームのトレンドに歩調を合わせなければなりません。これはゲーム内のマイクロトランザクションやユーザーを食い物にするゲーム戦略を含みます。とくにそれらが未成年者に配信されるときには」とHassan氏は記している。「しばしば『Loot Box』として取り上げられるゲーム内マイクロトランザクションの流行は,心理学的法則の利用とカジノや賭博事業でよく見かけられるものと非常によく似た心理学的法則と誘惑のメカニズムに関連していくつかの懸念を喚起しています。害の可能性は本物です」
Hassan氏は,Loot Boxが賭博を構成するかどうかに関わらず意見の相違を認めている一方で,氏は最低でもESRBのレーティングはゲームの物理的コピーが使われたときに詳しく説明するべきだとしている。また,氏はESRBを,Loot Boxの普及ならびにどれくらいのお金がプレイヤーに使われているのかといったデータの収集と発表と同時に,子供を対象としたゲーム内のLoot Boxが倫理的に設計され市場に投入されているのかどうかの再審理に呼び出している。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)