Microsoftと任天堂はクロスプラットフォームプレイを受け入れた ―ソニーはどうした?

PlayStationはMinecraftとRocket Leagueのクロスプラットフォーム戦略に参加しない。

 今年後半にNintendo SwitchでRocket Leagueが発売されるとき,すべてのプラットフォームのユーザーは一緒にプレイすることができるようになる。―すべてのプラットフォームとはPlayStation 4を抜いたものとなる。

 加えて,Psyonixが制作中のSwitch版エクスクルーシブコンテンツ ― これにはマリオとルイージの帽子が含まれている。そして「エクスクルーシブバトルカー」は本物のマリオカートからやってくる ― 任天堂の顧客はローンチ時点からXbox OneとPCとのクロスプラットフォームプレイができるのだ。

 Rocket Leagueは3200万人のプレイヤーコミュニティを持っている。しかしPsyonixによれば,残りの大多数の人は孤立しているという。Polygon誌とのインタビューでVP of publishingのJeremy Dunham氏は,ソニーはまだPlayStation 4のユーザーがほかのプラットフォームに接続することを許していないと語っている(参考URL)。

 「我々はクロスプラットフォームの主導者になっていると思います。この2年間でクロスプラットフォームの考えの下に多くのユーザーを獲得してきました」とDunham氏は語る。「我々は業界の未来を信じています。そしてコミュニティとメディアがクロスプラットフォームを推進していくという考え方と我々がこれを実現するためにできることを広めてくれることを期待しています。これは我々の夢なのです」

「残念ながら,これは我々自身とほかの利害関係者との商業的な議論なのです」
-Jim Ryan,SIE

 関係するすべての企業のうちで,Microsoftは「最も複雑なセキュリティ要件」を出してきたが,それは現在ではすべて対応されているという。その時点でMicrosoftは「我々がやるのはボックスをチェックするだけで,1時間以内に起動して世界中で起動すること」と言っていた。

 Psyonixの「実現するために必要なことならなんでもする」という意向にも関わらず,ソニーはまだそれを実現するための認可を出していない。我々の同僚であるEurogamerは,ソニー・インタラクティブエンタテイメントのJim Ryan氏と昨日(※北米時間2017年6月13日)話をし,ソニーはクロスプラットフォームプレイの実現に対して「深遠で哲学的なスタンス」は持っていないことを確認した(関連英文記事)。

 「我々は過去にそれをやりました」とRyan氏は主張した。「残念ながら,これは我々自身とほかの利害関係者との商業的な議論なのです。私は特定の案件の詳細について踏み込むつもりはありません。あなたの目がギョロついているのが見えますよ」

 PRという点では,ソニーは不承不承ながらクロスプラットフォームプレイを認めたMicrosoft ―同社の競合であり商業的検討事項でもある―に勝利を譲っている。実際,これは二つの会社のユーザー ― 多くの人がクロスプラットフォームの体験を歓迎している ― に対する態度の違いが表れた今週2つめの例となる。

 Xboxプレスカンファレンスで,MojangはMinecraftの「Better Together」アップデートを発表した。これはXbox One,Nintendo Switch,PC,モバイル,そしてVRの各プラットフォーム間でプレイヤーを統合するというものだった。PlayStationの名はまともや参加リストから抜け落ちている。ゲームのスポークスマンがソニーの行方を聞かれたときにできるのは,「すべてのMinecraftプレイヤーを一つにする」という目標を繰り返すことだけだろう。

 EurogamerがJim Ryan氏にMinecraftにおけるソニーの位置付けを聞いたとき,氏はプレイヤーの安全性の問題を挙げた(関連英文記事)。「我々は,オンラインに接続するプレイヤーと,我々が彼らの面倒を見てPlayStationが厳選した世界にいるような契約をしています」と氏は語った(※実際の利用規約では「SIE Incは、SEN/"PSN"とSEN/"PSN"を通じて提供されるコンテンツやサービスの品質、機能、利用可能性、商品性、特定の目的への適合性または動作について、明示的であるか黙示的であるか法令上のものであるか否かにかかわらず、いかなる保証もいたしません」となっている)。「多くの場合,子供たちが外部の影響に晒されても,我々は管理する能力がありませんし面倒を見ることもできません。これは我々が慎重に考えなければならないことです」

 一方,Microsoftは少数ながらユーザーの心をつかむ機会を得ている。


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