Greenlightに代わるSteam Directが来週から稼動
Steamは公式にGreenlightを停止し,後継となるサービス「Steam Direct」を来週開始する予定だ。Valveは本日,6月13日のDirectのデビューを見越して,Greenlightの投稿と投票の閉鎖を発表した(参考URL)。
すでにGreenlightに投稿されているもののいまだ処理を終えていない3400本以上のゲームになにが起こるのかについて,ValveはGreenlightプログラムから出てくる最後の一群について精査しているチームがあると語っている。
「Greenlightでの我々の目標は,残っているできるだけ多くのゲームを信頼することです」とValveのAlden Kroll氏は語った。「投票データや投票者によって報告されるゲームへの関心が不十分なためGreenlitにならないゲームもいくつかあります」
Greenlightの最後の一群から漏れてしまったタイトルでも,Steam Directからローンチされる可能性がある。「我々の合法性の基準と妥当性に適合していればですが」
元々2012年に始まり,GreenlightはゲームをSteamのカタログに加えるかどうかをユーザーに投票させていた。このシステムはSteamに登場する新タイトルの増殖につながったが,2014年初頭にはValveは違った形に移行させたいと表明していた。そして今年初めにはプログラムの完全停止が明らかになった。
いくつかの意味で,Steam DirectはSteamへの登録をあてにしているデベロッパに対してハードルを下げることになるだろう。銀行と税金に関する情報をValveに送信すると,デベロッパはリリースするゲームごとに100ドルの料金を支払う。このお金は店頭でのゲームの売り上げが1000ドルに達するとデベロッパに返却される。以前は,Valveは1回のGreenlightへの投稿に100ドルを課しており,これらはすべてチャリティに送られるとされていた。
「Steam Directの目標は,世界中のどこからでもゲームをSteamに登録するのに分かりやすく予測可能な道筋を示すことです」とKroll氏は語った。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)