IMAXはHTC ViveなどをパートナーにVRへの展開を進めている

IMAXは試験的なIMAX VRセンターを数か月以内にアメリカと中国の4箇所でオープンする。

 昨年5月,IMAXはStarbreezeと映画監督Michael Bayの協力によりバーチャルリアリティ空間に乗り出す計画を発表した。本日(英国時間2017年2月16日),同社のフラッグシップとなるロスアンゼンスのIMAX VR Experience Centerの公開のなかで,同社は観客を魅了するVR展開の今後のプランの概略を発表した。

 技術的な観点から,IMAXはWarner Brothers(Time Warner,Twentieth Century Fox,Metro-Goldwyn-Mayer (MGM),Westfield Corporation,Bold Capital Partners)に加わった。そしてSteven Spielberg (スティーブン・スピルバーグ)は,VRを2D,3D,IMAXに続く映画の第4のプラットフォームとする「画期的な技術」とされたDreamscape Immersiveの初期投資メンバーでもある。さらに,IMAXは新技術とコンテンツにHTC Viveヘッドセットの技術とロケーションベースに特化したVRコンテンツをIMAX VRセンターに取り入れるためパートナー契約を結んでいる。

 家庭用と同様に,説得力のあるコンテンツは顧客をVRに魅了するためのキーとなる。そのため,IMAXはUbisoftやSkydance Interactiveとチームを組み,同社のVRセンターで5つのVR体験コンテンツをリリースする予定となっている。Ubisoftは,Eagle Flightや発売予定のStar Trek: Bridge Crewとともにthe Rabbids VR-Rideのリリースを認めている。さらに,Skydance Interactive,David EllisonのSkydance Mediaでのインタラクティブ部隊は今後2つのVRゲームをIMAX VRセンターでリリースする意向である。その1つはLife VRで,Jake Gyllenhaal,Rebecca Ferguson,そしてRyan Reynoldsらが出演する3月24日公開の長編映画を題材にしたものだ。もう一つは7月公開予定のArchangelで,ストーリー仕立てのVR用シューティングゲームで,このスタジオ初のオリジナルタイトルとなる。

 さらに,昨年10月にODEON & UCI Cinemas Groupとは欧州で初となるIMAX VRセンターの実験店を設置する契約がすでに行われており,IMAXは今後数か月で北米と中国に4つの新たなIMAX VRセンターを開設することを明らかにしている。Guangzhou JinYi Media Corporation(JinYi)は中国最大の出展者の一つだが, IMAX VRセンターの試験店を上海の有名な JinYiの複合型映画館であるShanghai Hongkou Plazaに設置する予定だ。同様に,AMC Theatresもニューヨークに位置する著名どの高いAMCにIMAX VRセンターを設置するとしており,さらにRegal Entertainment Groupはニューヨーク市とカリフォルニアにあるRegalの2つの施設にIMAX VRセンターの実験店を設けるという発表を行っている。現在同社は,どこにVRセンターを設置するか場所の評価を行っているという。

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