任天堂第3四半期決算を発表。売上高大幅ダウンも為替差益で1000億超の純利益
2017年1月31日,任天堂は平成29年3月期第3四半期の決算を発表した。それによると2016年4月1日から12月31日の期間の売上高は3111億2100万円,営業利益263億1500万円,純利益1029億6900万円となった。
売上高と営業利益はそれぞれ前年同期比で-26.9%,-38.1%と低調ながら,おおむね今期の予測範囲で着地している。利益の多くを占めるのは第2四半期でのシアトルマリナーズの持分売却益635億円と子会社であるポケモンでの持分法による投資利益167億円などだ。これらを含めた為替差益413億円によって純利益は大きく伸びている。
Wii Uの生産終了や同社が得意とする年末期の新作見送りなどで今期の売り上げは低調だが,これらはすでに織り込み済みの事業計画が立てられていたのでほぼ問題はない。為替の動きだけは予想外だったようだが,任天堂では為替差益分の業績見通しを修正しており,株主配当予想なども引き上げられている。最終的な期末純利益は1000億を切る模様だが,同社の純利益が1000億の桁に達したのは2009年以来のことになる。
売上高と営業利益はそれぞれ前年同期比で-26.9%,-38.1%と低調ながら,おおむね今期の予測範囲で着地している。利益の多くを占めるのは第2四半期でのシアトルマリナーズの持分売却益635億円と子会社であるポケモンでの持分法による投資利益167億円などだ。これらを含めた為替差益413億円によって純利益は大きく伸びている。
Wii Uの生産終了や同社が得意とする年末期の新作見送りなどで今期の売り上げは低調だが,これらはすでに織り込み済みの事業計画が立てられていたのでほぼ問題はない。為替の動きだけは予想外だったようだが,任天堂では為替差益分の業績見通しを修正しており,株主配当予想なども引き上げられている。最終的な期末純利益は1000億を切る模様だが,同社の純利益が1000億の桁に達したのは2009年以来のことになる。