Amazon,子供によるアプリ内課金の払い戻しを指示

ネット小売業者は,親の許諾を得ない子供たちのアプリ内課金に対し,1年間の弁済処理期間を用意する必要がある。

 先週末に連邦裁判所はAmazon.comに対し,親の同意を得ずに子供たちによって購入されたものへの払い戻しプロセスを用意するように命じたとロイターは伝えている。2014年7月のFTC(連邦取引委員会)によると,Amazonは,「Pet Shop Story」や「Ice Age Village」などで子供でもあまりにも簡単に購入できてしまう仕様にしており,8600万ドルもの不正請求はを引き起こしたとのこと。
 米国地方裁判所のJohn Coughenour判事は,概算で2650万ドルの支払い請求を棄却し,Amazonによるギフトカードという形態での払い戻しの要求にも「間違いなくギフトカードの発行でなにがしかの利益を取り戻す」としてNoを突きつけた。
 代わりにCoughenour判事は,Amazonに告知とクレーム処理の準備を2017年初めまでに行うように指示した。これは両親に対し,返還申請ができるように払い戻しの審査を通知するものだ。

 Amazonは,私の子供たちによる不正購入に対して責任を持つべき最新の会社かつプラットフォームホルダーである。2014年にはFTCは同様な事例をAppleとGoogleに対して課している。Appleは3250万ドル,Googleは1900万ドルの払い戻しに応じている。

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