Oculus VR,AR事情の拡張要員として100名以上を募集

VRのパイオニアはARを10億人が毎日使うものにしたいと願っている。
 
 Oculus Riftを仕掛けた会社は現在大規模な求人活動を展開している。それはAR(代替現実)の部門を追加するためだという。

 Oculusの求人ページでは100のポジションが確認でき,現在。レッドモンドを拠点とするOculusの研究部門で33個のポジションが空きになっていた。それらの中に,AR部門の立ち上げ責任者の役職があるとUploadVRは伝えている(参考URL)。
 求人票によると,採用された候補者は「10億人が毎日使うようなARテクノロジー開発」チームの担当になるという。
 これまでOculusはVR活性化の原動力となってきた。しかし最近ではARにおいても同様な可能性を探っていることが示唆されている。これはOculus Connect 3の基調講演でFacebookを率いるMark Zuckerberg氏がデモ公開した,ほかの参加者がアバター表示されたARチャットルームでとくに顕著に表れていた。

 同様に,この求人活動はこの会社の位置づけが今年初めから変わっていることを示している。コンテンツのヘッドを務めるJason Rubin氏にインタビューしたときに(関連英文記事),彼はARにはVRほどの説得力は認められないと語っていた。加えて,ARは技術的に難しく,VRに劣るものだとしていたのだ。

 氏はさらに「正直に言うと,VRとARにはさほど違いはありません。ARデバイスで背景を黒で塗りつぶせば,それは完全にVRデバイスになります。VRデバイスになんらかのカメラを付けるか,背面を透明にすれば,それはARデバイスになるのです」

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら