Vivendi,Gameloft買収で株主の支持を獲得か

 敵対的買収で苦境に立たされたフランスのモバイルゲームパブリッシャは法廷の介入に望みを託している。

 VivendiはGameloftの敵対的買収で勝利を目前としている。Bloombergは,巨大メディア企業がGameloft株主の過半数の支持を獲得していると伝えている(関連URL)。
 Vivendiは自身でも29.5%の株式を取得しており,最近数週間でAmber Capitalの14.6%の所有権をはじめ,ほかの多くのファンドからの支持を集めている。
 Bloombergのレポートによると,Gameloftと(Videndiが標的とする)Ubisoftの両社を立ち上げたGuillmot家は持分を手放すことはないとしている。さらに同家はほかの株主たちとVivendiの敵対的動きを阻止するために会合を行ったという。しかし,話はまとまらず,9月に行われるコンプライアンス問題に関する法廷判断に最後の希望をつないでいるという状況だ。
 「Guillmot家の最初のドアの鍵は解除された」と,Alma Capital & Associesのファンドマネージャーを務めるAntoine Bonduelle氏はBloombergに語っている。「問題の焦点と戦いは明らかにUbisoftに移っている」

Vivendiは昨年の10月以来,着実にGameloftとUbisoftの持ち高を増やしている(関連海外記事)。UbisoftのCEOを務めるYves Guillemot氏は,独立性を維持するために戦うと語っており(関連海外記事),敵対的買収のいかなる試みも阻止できる投資家を説得しているところだとしている(関連海外記事)。

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