アドビ,ビデオおよび映画制作に対応する画期的なCreative Cloudの新機能を先行公開

Creative Cloud
配信元 アドビ システムズ 配信日 2016/04/13

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>


Adobe Creative Cloud 映像制作ツール次期バージョンにてVR、キャラクターアニメーション、革新的オーディオ編集をサポート

※当資料は、2016年4月13日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
 米国カリフォルニア州サンノゼ発(2016年4月13日)ユーザーによる映像体験が劇的に変化していく中、メディア企業、エンターテインメント企業、さらにプロのクリエイターに至るまで、コンテンツの制作、配信、ならびに収益手段の変化を求められています。また、高解像度映像、新たな配信形態、VRといった急速に進化する映像技術への対応も欠かせません。一方、一般の企業においても、コンテンツに対する顧客からの期待の高まりへ対応しつつ、動画のような有効性の高いコンテンツをコミュニケーション戦略へ組み入れることが必要となっています。

 アドビ システムズ(Nasdaq: ADBE、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は、来週開催されるNAB(全米放送事業者協会)ショーに先立ち、ビデオ編集、モーショングラフィックス、オーディオおよびコラボレーション関連のCreative Cloudツールの新機能を先行公開しました。メディア企業ならびにエンターテインメント企業は、これらの先進的なコンテンツ制作機能と、配信管理のAdobe Primetimeを組み合わせることで、さまざまなスクリーンに向けてTV番組やビデオを配信することができます。またApple TV、ソニー PlayStation、Roku、Microsoft Xboxなどのネット対応デバイスによるOTTコンテンツ視聴者の増加に対応して、アドビが提供するデジタルマーケティングツールにより、放送局や有料テレビサービスプロバイダーは視聴者獲得、継続利用、収益化を推進していくことができます。アドビは4月18日から21日にかけて開催されるNABで、ツールの最新版と新しいワークフローをラスベガスコンベンションセンターサウスホール1階 SL3910のアドビブースと、120以上のパートナーブースで展示します。

 Adobe Creative Cloud 映像制作ツールは、映画賞を受賞するようなハリウッド大作や独立系映画編集者にとっての主力ツールとなってきています。直近の作品では、興行収入記録を更新した20世紀フォックスの大ヒット作『デッドプール』がアドビのツールを用いています。4月19日、4:15〜5:00 p.m.(太平洋時間)、NABのCreative Master Seriesパネルで、『デッドプール』のポストプロダクションチームが、最新のワークフローおよびAdobe Premiere Pro CCを使うにいたった理由を語ります。

 これから公開されるPremiere Pro CCを使用した作品には、デヴィッド フィンチャー(David Fincher)監督のNetflixの新シリーズ『Mindhunter』や、監督スコット ウォー(Scott Waugh)、主演ジョシュ ハートネット(Josh Hartnett)の『6 Below』があります。この作品は、現在、6K REDで撮影されており、Premiere Proでネイティブ編集されます。

 Creative Cloudのビデオツールは、YouTube、FacebookおよびInstagramなどのソーシャルチャネルの配信で用いられる新たなコンテンツにも対応します。

 登録者数約800万人、閲覧回数のべ13億回を誇る人気のYouTubeチャネル「RocketJump」のハイブリッドスタジオ/制作会社であるRocketJumpの創設者フレディ ウォン(Freddie Wong)氏は次のように述べています。「わたしたちがRocketJumpで制作するビデオは、純粋なエンターテインメントです。わたしたちは、Adobe Creative Cloudを何年も利用していますが、間もなく提供開始される新機能をとても気に入っています。わたしたちはPremiere Proで映像素材をネイティブ編集し、After Effectsで素晴らしい視覚効果を作り出すだけでなく、Photoshopでグラフィックスを編集、Auditionで音響を加工し、Media Encoderでコンテンツを書き出して、Creative Cloud Librariesを使ってアセットを共有しています。」

Immerse yourself in creativity - 新たなクリエイティブの世界へ

 アドビは、ビデオおよび映画の制作において、これまで想像もしなかったような領域でクリエイティブを発揮する機会を切り開くテクノロジーを提供してきましたが、今では人々を夢中にさせる体験を作りだすためのテクノロジーも併せて提供しています。本年初夏に提供開始するPremiere Pro CC次期リリースには、360度映像から視野領域を表示する「フィールドオブビュー」モードなどVR制作対応の機能が新たに追加されます。さらに、CCアプリに統合されたAdobe Stockの利用により、動画を含むストックコンテンツを制作プロジェクトへ取り込む際の生産性が10倍も高まることを、多くのユーザーがすでに体験しています*。夏の最新リリースでは、Adobe StockのCCアプリとの連携がさらに強化されるほか、新たなワークフローとしてAdobe BridgeとLightroomのアプリ内から直接Adobe Stockのマーケットプレイスに作品をコントリビュート(提供)することができるようになる予定です。

Creative Cloudで間もなく利用可能になる主な機能は以下の通りです。

  • インジェストと同時に編集:Premiere Pro CCユーザーは、ビデオおよびオーディオファイルをバックグラウンドでインポートしながら、すぐに作業を開始できます。
  • 強力なプロキシーワークフロー(Premiere Pro, Adobe Media Encoder):8K、HDR、HFRといった高負荷メディアでの作業が簡単に行えるようになります。通常のPCでもネイティブフォーマットとプロキシーを自由に切り替えて編集できます。
  • Lumetriカラーツールの拡張(Premiere Pro):HSLセカンダリーカラーコレクションが新たに搭載。色彩表現の幅が広がり、また調整も簡単になります。
  • 新しいビデオ&オーディオプレビューエンジン(After Effects):キャッシュされたフレームの再生がさらにスムーズになります。
  • より簡単で効率的なキャラクターアニメーション制作(Character Animator):パペット作成プロセスが簡単になり、ユーザーはパペットレイヤーに簡単にタグを付け、キャラクターの動きのテイクを複数録画することができます。動きとトリガーに対応したキャラクターアニメーションが制作可能です。
  • エッセンシャル オーディオ パネル(Audition):オーディオコンテンツを誰でもプロ並みにミックスすることができます。
  • アセットの素早い検索(Adobe Stock):Creative Cloud ライブラリーに新たにフィルター検索が追加されます。ライブラリー内のライセンス済アセットが簡単に見分けられるように、バッジが表示されるようになりました。また、ビデオには時間とフォーマット情報が表示され、保存したビデオはAdobe Stockサイトのビデオプレビューにリンクされます。

 アドビのエグゼクティブ バイスプレジデント兼デジタルメディア事業部門担当ゼネラルマネージャー、ブライアン ラムキン(Bryan Lamkin)は次のように述べています。「デジタル業界は急速に変化しています。現在、ビデオは各種ソーシャルメディアで最も急速に利用が伸びているメディアであり、OTTは旧来の放送業界と映画業界を震撼させています。アドビは、Creative CloudおよびPrimetimeによってデジタル業界を変革し、視聴者を引き付ける素晴らしいコンテンツを顧客が作成できるようにサポートし、ユーザーが関心を持つコンテンツを収益化するテクノロジーを提供していきます。」

参考情報(英語)
What’s New in Adobe Creative Cloud for Video: Overview and Creative Cloud Blog
Datasheets: What’s New for Adobe Video & Audio
Adobe at NAB: Guest Speaker Line-Up & Booth Presentation Guide
Facebook: Creative Cloud, Premiere Pro, After Effects, Adobe CC Video & Audio
Twitter: Creative Cloud, Premiere Pro, After Effects, Adobe CC Video & Audio
Blog articles: Premiere Pro, After Effects, Audition, Adobe Media Encoder and Character Animator
Benchmark Analysis: Adobe Stock and Creative Cloud Libraries

価格と提供開始時期
 アドビはCreative Cloudの次回のアップデートのプレビューをNABで披露します。ツールの最新版の提供は数か月内に開始する予定です。Creative Cloudコンプリートプランは月額4,980円より提供しています。詳細は http://www.adobe.com/go/video をご参照ください。

アドビについて

 アドビは、世界を動かすデジタル体験を提供します。
アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトに掲載されています。


Adobe Creative Cloud公式サイト