バンダイナムコがハッカー集団に攻撃されたと報道される

2022年,セキュリティ侵害があったとされる企業に,Ubisoft, NVIDIAに続き,ゲーム会社が登場。

 昨日,「ELDEN RING」のパブリッシャのバンダイナムコが,ランサムウェア集団ALPHVに攻撃された疑いがあると報道された。

 VGCによると,マルウェアソースコードを最も多く収集しているプラットフォームvx-undergroundは,BlackCatとしても知られるハッカー集団が攻撃を認めたと述べた。

 ランサムウェアは,従業員の個人データ,企業の財務,ゲームの詳細などの情報を取得可能だ。ハッカーはこれを被害者から金銭をゆすり取る手段として使用できる,とVGCは付け加えた。

 しかし,ゲーム会社がデータ侵害を受けるのは今回が初めてではない。

 3月中に,Ubisoftは「サイバーセキュリティ事件」を確認したが,プレイヤーの個人情報が影響を受けたり,流出したりした証拠はなかったとした。

 NVIDIAは最近,サイバー攻撃により事業の一部をオフラインにすることを強いられ,「完全に侵害された」と述べた。

 CD Projektも昨年,ランサムウェア攻撃の被害を受け,社内システムの一部が侵害され,スタッフがコンピュータから締め出されたという。

 また昨年は,「モンスターハンター」を制作したカプコンがランサムウェアに攻撃され,1万6415人の個人情報が流出したことが報告されている。

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