Tim Sweeney氏がFortniteの暗号通貨詐欺に警鐘を鳴らす

CEOは「Epicの弁護士が対応しています」と述べ,このようなことを可能にするマーケットプレイスを非難した。

 Epic GamesのCEO・Tim Sweeney氏は,同社の主力ゲームFortniteの人気に便乗しようとする暗号通貨詐欺について呼びかけた。

 昨日,Sweeney氏はFortnite Tokenというアカウントが過去数か月の間に投稿したいくつかのツイートに対して返信し,その度に「これは詐欺です」を様々な表現で言い換えた。

 このツイートはPC Gamerが発見したもので,同アカウントは2021年末に開設されたと報じている。

 Sweeney氏はその後こうツイートした。「Fortniteの暗号通貨は存在しません。このようなものを宣伝しているTwitterアカウントは詐欺です。Epicの弁護士が対応しています。このようなことを可能にする暗号通貨マーケットプレイスも恥ずべきことです」

 Fortnite TokenのアカウントはSweeney氏のメッセージの一つに返信し,詐欺ではないと主張した。

 「代わりに,これは公正に立ち上げられた,コミュニティ主導の,Fortniteゲームファンが作った暗号通貨プロジェクトで,背後に特定の所有者や会社の構造はなく,CEOがその将来を決定するわけでもありません」

 これに対してSweeney氏は返答した。「商標権や著作権はそういうわけにはいきません。Fortniteの名前や画像を許可なく使用して,無関係の商品を販売してはいけません」

 Sweeney氏が暗号通貨詐欺を可能にするマーケットプレイスを嘆いているにもかかわらず,EpicのCEOは不和を生む技術の使用に反対していない。

 ライバルのSteamがこのようなタイトルを禁止しているのに対して,Epic Games StoreはNFTを使ったブロックチェーンゲームの販売を開発者に許可していることを指摘したTwitterユーザーに対して,Sweeney氏は言った。

 「新しい技術が登場した時,それを良い方向で使う人もいれば,悪い方向で使う人もいます。そのような理由で技術分野全てを禁止することは,ひどく近視眼的でしょう」

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら