AppsFlyer:2021年のアプリ内購入は全世界で35%減少

アプリがデータを追跡する許可をユーザーに求めるAppleのiOS 14.5アップデートを受けて減少

 AppsFlyerは,AppleのApp Tracking Transparencyのアップデート後,2021年にモバイルゲームのアプリ内購入が世界的に35%減少したとレポートで発表した。

 分析会社のState of Gaming App Marketingによると,この減少は,新しいオペレーティングシステムのファームウェアが,アプリの使用でより多くのプライバシーをユーザーに許可したためであると述べている。

 Appleは2021年,平均的なアプリには6種類のデータトラッカーが含まれていることを報告した。

 iOS 14.5の展開により,すべてのモバイルアプリは,タッキングデータを収集するためにユーザーの許可を求めないことになった。

 さらに,2021年中にAppsFlyerは,Android端末でアプリ内広告収入が55%増加したと述べている。これは,ハイパーカルチャーゲームとハードコアゲームによってもたらされたと報告書に記載されている。

 「アメリカにおけるデータプライバシーは,テクノロジーに関する最大の関心事の1つとなっており,これは,AppleのATTフレームワークの39%の消費者オプトイン率(世界平均よりはるかに低い)に反映されています」と,AppsFlyerのゲーム部門責任者のBrian Murphy氏は述べ,以下のように続けた。

 「他のプラットフォームでもデータ使用量の制限が導入されるため,消費者のプライバシーは改善され続けるでしょう。2022年のゲームマーケティング担当者は,エンゲージメントと測定に注力する必要があります」

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