Valve,Steam DeckのCADファイルを公開

非商用ライセンスのもとで独自のアクセサリーを作成可能

 Valveは金曜日,Steam DeckのCADファイルを公開し,「いじり好き,改造好き,アクセサリーメーカー,またはSteam Deckを3Dプリントして感触を確かめたい人」向けに自由に利用できるようにした。

 Steam Deckのシェルファイルのライセンスは,非商用利用のみと明記されており,これを使った商用製品の作成に興味がある人はValveに連絡するようにと書かれている。

 非商用利用のみを対象としたリリースにもかかわらず,Valveの携帯ゲーム機周りのカスタマイズやMODシーンのサポートに対するアプローチは,ほかのハードウェアメーカーに比べて明らかに温かみがある。

 PlayStation 5 のリリースに先立ち,ソニーは CustomizeMyPlates.com が同システム用のカスタム交換フェイスプレートを作っているとして法的措置を取ると発表したほか(関連英文記事),昨年は Dbrand にも同じことをした

 (CustomizeMyPlatesはもはやPS5用フェイスプレートを提供していないが,PS5用スキンやカスタムコントローラを販売しており,Dbrandはソニーの特許を回避するために設計された新しいバージョンのフェイスプレートを提供している)。

 Dbrandは先週,独自の保護グリップケースを発表しており,Steam Deckにもすでに対応している。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら