訃報:Paul McLaughlin氏

「Fable」「Black & White」「Godus」に携わったキャリア・アーティストが57歳で死去

 イギリスのゲーム業界は,12月に57歳で亡くなったキャリア・アーティストのPaul McLaughlin氏氏に敬意を表した。

 彼のキャリアは30年以上に及び,直近では開発会社22cansのアート責任者を務め,「Curiosity」「Godus」「The Trial」などのタイトルに携もわっていた。

 それ以前は,Lionheadで15年間スタジオアートディレクターを務め,同社では,「Fable」シリーズや「Black & White」シリーズの開発を担当した。

 Eurogamerが報じたように,このキャリアを持つアーティストと仕事をした業界関係者が彼の死に対する思いを語っており,その一人が長年の協力者であり同僚であったPeter Molyneux氏だ。

 「ポールは1990年にBullfrogの4番目の社員として私の人生に登場しました。彼は,私が初めて出会ったちゃんとしたゲーム・アーティストでした。すぐに彼は貴重な存在となり,私たち全員が手がけた多くのタイトルに欠かせない存在となりました。Powermonger,Syndicate,Magic Carpet,Theme Park,Dungeon Keeperは彼のおかげです」とMolyneux氏はコメントした。

 「そして,Lionheadの設立時には,Black & White,The Movies,Fableを指導するだけでなく,会社の運営にも携わりました。偉大なアーティストであり,素晴らしい指導者であり,インスピレーションを与えてくれる人でした」。

 さらに,「ポールは私の人生において大きな礎となりました。プロフェッショナルで,道徳的で,面白い人で,どんな状況でも公平で賢明なアプローチを見抜く能力を持っていました。毎日,あらゆる意味で彼が恋しいです。彼の遺産は長い間感じられ,見られることでしょう」とMolyneux氏は続けた。

 Paul McLaughlin氏には,妻と3人の子供がいる。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら