Tesla,運転中のゲームプレイ機能を中止

パッセンジャープレイ機能により,車のセンターコンソールでゲームをプレイすることができる

 自動車メーカーのTeslaは,米国の安全規制当局からの圧力により,車の中央のタッチスクリーンコンソールでゲームをできないようにするアップデートを展開することに同意した。

 現在,同乗者プレイ機能は,走行中でも車内の誰でも様々なビデオゲームをプレイすることができるが,アップデートにより車両が動いていないときのみ機能するよう制限される。

 今週初め,この機能がドライバーの注意をそらし,事故のリスクを高めるのではないかという苦情を受けて,米国交通安全局はこのソフトウェアに関する調査を開始した,とThe Guardianが報じている。

 今回のアップデートにもかかわらず,規制当局は今後もこの機能の調査を継続すると述べている。

 NHTSAは声明で,「自動車安全法はドライバーの安全運転から注意をそらす技術を含め,安全に対して不合理なリスクをもたらす欠陥のある自動車を販売することをメーカーに禁じています」と述べている。

 イギリスでは最近,政府が車内での携帯電話に関する法律を強化し,「事実上あらゆる状況」をカバーするように動いた。現状では,運転中に電話をかけたりメールを送ったりすることだけが違法とされている(英文関連記事)。

 なお,改正法は2022年中に施行される予定だ。

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