オーストラリアのゲーム業界の収益は,2016年から2倍の1億6090万ドルに増加

オーストラリアのスタジオのゲームが生み出す収益は昨年から23%増加

 オーストラリアのゲーム業界は,過去5年間で売上が倍増し,2021年には2億2650万豪ドル(1億6090万米ドル)に達した。

 これは昨年と比較して23%の成長であり,過去3年間,オーストラリアの産業は毎年20%の成長を遂げている。

 また,Interactive Games & Entertainment Associationの年次調査によると,オーストラリアの業界の雇用は前年比7%増であると付け加えられている。

 2021年のオーストラリアのゲームスタジオ187社には1327人のフルタイム従業員(またはそれに相当する人)がおり,これらのスタジオの64%が2022年に雇用を予定しているという。

 なお,IGEAによれば,調査のために400以上のスタジオにコンタクトを取り,187社はその調査に協力した会社数とのことで,実際の数字はもっと多い可能性もある。

 ビクトリア州は,オーストラリア産業の大部分(スタジオの44%,フルタイム従業員の57%)を占めている。次いで,ニューサウスウェールズ州(スタジオ数18%,正社員数13%),クイーンズランド州(スタジオ数17%,正社員数10%)の順になっている。

 多様性の数字を見てみると,オーストラリアの業界のフルタイム従業員の67%がシスジェンダー男性だ。23%がシスジェンダーの女性で,10%がトランスジェンダー,ノンバイナリー,または,性別が多様な人達となっている。

 オーストラリア業界はまだ若く,5年以下のスタジオが45%,6年から10年のスタジオが24%,10年以上のスタジオが21%だ。

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