1月のアメリカのゲーム支出は42%増,NPDの調査より

アメリカ人が47.1億ドルをゲームの支出に使うという記録を打ち立て,「Call of Duty」がチャートのトップをキープ。「Cyberpunk 2077」の売上は2か月目に減少

 調査会社のNPD Groupによると,アメリカ人は2021年1月に,過去のどの1月よりもゲームに費やしたという。

 NPDは本日,米国の消費者が先月ゲームに47億1000万ドルを費やし,前年比42%増となったと報告した。

 ハードウェアの相対的な増加額が最も大きかったのは,新しいコンソールの発売とNintendo Switchの継続的な強さがあったことが原因で,前年比144%増の3億1900万ドルとなった。

 先月の販売台数ではSwitchが最も売れたゲーム機だったが,ドルベースでは価格の高いPlayStation 5がトップとなっている。

 Switchの販売台数は2010年のWii以来,1月としては過去最高となったが,PS5の販売金額は2009年のWii以来,最大になったという。

 ゲーム機,モバイル,PC,クラウド,サブスクリプションサービスなど,すべてを含めたゲームコンテンツへの支出は,36%増の41.7億ドルとなった。

 ゲーム全体の売上チャートは,新作が20位以内に入ることはなく,「Call of Duty: Black Ops Cold War」が3か月連続で首位をキープしている。

 Call of Duty: Black Ops Cold Warは,2020年11月に発売されたばかりだが,NPDが1995年に調査を始めて以来,20番目に売れたゲームとなった。

 チャートで最も注目を集めたのは「Cyberpunk 2077」で,このゲームはパフォーマンスに大きな問題があり,PlayStation Storeでの販売が中止され,開発元であるCD Projekt Redが何度も謝罪をしたり,訴訟を起こされたりしている。

 1月には12月のベスト10の半数のゲームが順位を上げ,4つ以上順位を下げたゲームはなかったが,「Cyberpunk 2077」(デジタル販売を除く)は,総合2位から18位に転落した。

 市場の残りのセグメントであるアクセサリーでは,支出が73%増の2億2200万ドルとなり,PS5のDualSenseが今月最も売れた周辺機器となった。

 以下,1月3日から2021年1月30日までにアメリカのトップ20(ドル建て売上高ベース)は,The NPD Groupの提供によるものだ。

Last Month This Month Title
1  1  Call of Duty: Black Ops Cold War
3  2  Assassin's Creed Valhalla
4  3  Marvel's Spider-Man: Miles Morales
5  4  Madden NFL 21
6  5  Animal Crossing: New Horizons*
7  6  Mario Kart 8: Deluxe*
19  7  Ring Fit Adventure
26  8  Call of Duty: Modern Warfare
11  9  Super Smash Bros. Ultimate*
8  10  NBA 2K21*
10  11  Super Mario 3D All-Stars*
14  12  FIFA 21
9  13  Immortals: Fenyx Rising
20  14  Mortal Kombat 11
12  15  Just Dance 2021
17  16  The Legend of Zelda: Breath of the Wild*
31  17  Minecraft: PlayStation 4 Edition
2  18  Cyberpunk 2077*
18  19  Super Mario Party*
40  20  UFC 4

 *Digital sales not included

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら