Steamの2020年ゲーム販売本数は21%増

Valveの報告によると,昨年のストアフロントの月間アクティブユーザー数は1億2000万人,プレイ時間は51%増加,VRの売上は32%増加

 Valveは,デジタルストアフロントであるSteamの2020年の業績に関する統計を発表し,世界的な大流行が人々の娯楽の選択肢を制限している間にゲーム業界がどれだけ成長したかについて,さらなる視点を提供した。

 2020年の間に,Steamの月間アクティブプレイヤー数は1億2000万人,デイリーアクティブプレイヤー数は6260万人となった。また,ゲーム売上は前年比21.4%増で,Steamでの総プレイ時間数は50.7%増になったという。

 「SteamはCOVID-19のロックダウンが行われる前の2020年にすでに大きな成長を見せていましたが,人々が家にこもり始めるとビデオゲームのプレイ時間が急増し,ゲームを購入してプレイする顧客の数が劇的に増加し,2020年の狂気の一部を打ち消すような喜びをもたらしてくれました。」と同社は述べている。

 また,3月に発売した「Half-Life: Alyx」を含まなくても,VRゲームの売上が前年比32%増となり,それを加えると39%増になったという。

 VRの売上は前年比71%増,プレイ時間は30%増,SteamVRの初回ユーザー数は170万人となったこともレポートされている。

 今後についてValveは,今年初めにSteam Chinaを正式に立ち上げ,Steamでのゲームの購入,インストール,プレイがより簡単になるようにユーザー体験の「粗削りな部分をファイリング」していく予定だという。

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