CD Projekt Red,前世代機版Cyberpunk 2077を公開しなかったことを謝罪,返金対応も

ポーランドのデベロッパは,2月までに2つのパッチでPS4とXbox Oneの主要なバグを修正することを約束した。

 CD Projekt RedはPlayStationとXbox版Cyberpunk 2077の不具合やゲーム性を損なうバグの苦情を受けて声明を発表し,前世代機での動作をあまり明確にしていなかったことを謝罪した。

 ポーランドのスタジオは,顧客にさらなる忍耐を求める一方で,ゲームに満足していない人たちを助けることも厭わないと語る。

 同スタジオはTwitterで発表した声明の中で(参考URL),次のように語っている:「まず第一に,ゲームが公開される前に前世代機でのプレイをお見せできなかったこと,そしてその結果,お客様がより多くの情報を得たうえで購入を決断できなかったことへのお詫びから始めたいと思います」

 「PlayStation 4とXbox Oneでのプレイにもっと注意を払うべきでした」

 発売に向けて,CD ProjektはXbox Series X|SとPlayStation 5の両方で動作する前世代版の映像を公開したが,次世代機のフルアップグレードが来年リリースされるまではPCがハイエンドSKUのままだ。

 発売以来,これらとPC版にもバグがあることが明らかになっており,CD Projekt Redは可能な限り早急に修正を進めていることを明言している。

 最初のアップデートはリリースされており,これはてんかん発作のトリガーに関する警告の追加を含むもので(関連英文記事),来週にもアップデートが予定で,"改善の準備が整い次第 "リリースされる予定だ。

 CD Projektによると,開発チームは1月と2月に2つの大規模なパッチに取り組む予定で,「前世代機でゲーマーが直面している最も顕著な問題を修正する必要があります」と語る。

 さらにスタジオは「前世代機のゲームをハイスペックなPCや次世代家庭用ゲーム機で動作しているように見せることはできませんが,現在よりもその体験に近いものになるでしょう」と付け加えている。

 週末には一部のプレイヤーが返金を要求しているとの報道が浮上しているが(関連英文記事),CD Projektの声明によると,この点に関しては協力する意思があることが明らかになっている。

 「チャンスを与えていただけるとありがたいのですが,もしゲーム機でのプレイに満足できず,アップデートを待ちたくない場合は,返金も選択できます」とスタジオは書いている。

 デジタル版の購入者はPlayStationとXboxストアを介して払い戻しを受けることができるが,CD Projektは箱入りのコピーを購入した顧客が小売店に連絡することを推奨している。それが不可能な場合は,スタジオに連絡するためのメールアドレスが用意されている。

 CD Projekt Redへの返金の連絡は12月21日までとなっている。

 いくつかのメディアは独自のビデオ映像の使用を禁止し,代わりにデベロッパが制作したB-rollに限定するNDAへの署名を拒否していたため,レビューの第一波に参加していなかった。

 Metacriticに登録されたCyberpunk 2077の家庭用ゲーム機向けレビュー4件のうち,最初の4件は68以下のスコアを獲得しており,PC版のレビューは現在のところ平均90の評価となっている。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら