Microsoft,Xbox Game PassをiOSに導入するためWebブラウザによる回避策を模索中

一方,元App Storeのボスは,Apple ArcadeがGame PassとStadiaをブロックしているのと同じポリシーに違反していると語る。

 Microsoftは,Xbox Game PassをiPhoneやiPadに搭載する計画を推進し続けている。新たなレポートでは,Webブラウザによる回避策を使用することを示唆している。

 Business Insiderは(参考URL),XboxのヘッドであるPhil Spencer氏が
を報告し,今週初めに同社は「直接ブラウザベースのソリューション」を模索していると従業員に語ったという。これはAppleデバイスにゲームをストリーミングするサービスを有効にできるものだ。

 この問題に近い情報源は,Microsoftが来年のどこかでこれをローンチできるソリューションを見つけたいと望んでいるとサイトに語ったという。

 情報源によると,Spencer氏は「我々は絶対に最終的にiOS上に行く」と従業員に語ったとしている。

 Microsoftは,可能な限り多くのデバイスにXbox Game Passをもたらすために,その意図についてオープンにしている,しかし,ここ数か月ではAppleにとくに焦点を当てていた。

 先月のインタビューで(関連英文記事),Spencer氏は,Microsoftが「すべての携帯電話にGame Passをもたらすことにコミットする」と語っている。

 Microsoftは先日,Xbox Game Pass Ultimateにクラウドゲーム機能を追加し(関連英文記事),加入者はライブラリから選択したタイトルをAndroid携帯電話やタブレットなどのデバイスにストリーミングできる。

 Project xCloudとして知られるこの技術のテストはiOS向けに実施されていたが,Appleの制限のために時期尚早に中止せざるを得なかった(関連英文記事)。iPhoneメーカーは,1つのタイトルについてのみテストを許可し,最大1万人のユーザーをサポートするとしていた。

 Appleはその後,Googleのクラウドゲーム用サービスStadiaにも適用されるこれらの制限は,サードパーティのサービスですべてのタイトルをレビューすることができないために課せられていると説明している(関連英文記事)。Appleからのさまざまな声明は,これはApp Storeがユーザーがゲームやその他のソフトウェアをダウンロードするための「安全で信頼できる場所」であることを保証するためであることを強調している。

 Microsoftは以前,これは,SpotifyやNetflixなどのような他の形式のエンターテイメントの同様のサービスには適用されないことを観察している。Appleはすべての映画やテレビのエピソードや曲に対してレビューすることを要求していない。

 奇妙なことに,Amazonの新たに発表されたゲームストリーミングサービスのLuneが(関連記事),iOSに用意されていることには注目する価値がある。 ― これは,Webアプリとして動作するが,Engadgetとのインタビューによると(参考URL),Amazonは,これを実装するうえでAppleと直接作業しているという。

 「我々は,Safariのチームと協力して,いままでなかったものを検証するために働きました。そして,我々は今日の発表したようなものを実現することができたのです」と Lunaのエンジニアリングと技術のヘッドであるGeorge Tsipolitis氏はサイトに語っている。

 LunaのボスであるMarc Whitten氏は付け加えている: 「我々はAppleと協力していきます。我々は,ネイティブ体験をしたいと思っています。彼らはそこにどのようなポリシーがあるのかを評価しており,それらについて話し続けています。そして,そこで良い体験ができたら,それも出荷するつもりです」

 StadiaはGoogle独自のChromeブラウザを介して他のデバイスでもプレイできるが,この機能はiOSでは利用できない。なぜAppleがAmazonやLunaを例外としたのかは不明だ。

 しかし,Business Insiderは(参考URL),AppleがGame PassとStadiaをブロックしている唯一の理由は,Apple Arcadeと競合するからだと主張する元App StoreディレクターのPhil Shoemaker氏のコメントを指摘している。

 Shoemaker氏は,Apple Arcadeは,Appleが主張するXbox Game PassとStadiaが行うApp Storeのガイドラインに非常に違反していることを示唆していた。

 元Apple幹部の発言は,米国下院反トラスト委員会の最近の報告書で(関連記事),Apple,Amazon,Facebook,Googleという4つのIT系巨人への調査に続いて発表されたものだ。

 同委員会は,Shoemaker氏の発言をもとに,次のように書いている。「AppleのゲームサービスであるApple Arcadeは,サードパーティのデベロッパが提供すると『一貫してストアから禁止されていた』アプリの一種であるが,Appleは独自のアプリをストアに入れることを『既存の(App Store)ガイドラインに違反しているにもかかわらず』許可した」

 Shoemaker氏は,AppleはApp Storeの「恣意的な」「議論の余地のある」承認ガイドラインを実施しており,この市場のコントロールを「競合他社に対する武器」として利用していると語る。

 Appleは,ほかの3大IT企業と同様に,下院の報告書を非難し,Appleの代表者は、Business Insiderに対し,今後数日でより詳細に弁護する予定であると語った。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら